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SSまとめ。旧はらぺこ属性。

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末原「はよ、服着てください」 赤阪「誰が脱がしたん?」



末原「お邪魔します」 赤阪「邪魔するんやったら帰ってやー」
赤阪「すっえはっらちゃ~ん♪」 末原「…気持ち悪いです」



2 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 21:43:32.44 ID:v7c9MO6f0

--末原side--


放課後の部室、もうみんな帰って、ここにはうち一人だけ。
テーブルの上には、牌譜やらノートやら散らかってる。

さすがにちょっと疲れて、ん~!っと背伸びをする。
打ってるときはそんなに思わへんけど
こういうデスクワークは肩がこってくる。

けど、今日は集中して作業できたから結構進んだ。
ここ何日か、考えることが多すぎて全然捗ってへんかったしな。

考えたいことはまだまだあるけど、いつまでも考えてたって
先に進むことは出来ひんし、…と、切り替えようと頑張ってるんや。

あれから1週間と少し、ほんまはあの人の顔を見るのは辛い。
顔をあわせるのは胸が痛い。
同じ場所にいるのさえ、ほんまやったら遠慮したい。



3 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 21:44:59.33 ID:v7c9MO6f0

でも、やっぱりうちは麻雀が好きやし、部のみんなが好きやし。
あの人なんかのせいでこの部に居辛いとか、そんなんむかつくし。
そやから、出来るだけ自然に、なんもなかったように振舞うくらいしか
そんなことくらいしか出来ひんけど、それでも精一杯、頑張ってるんやで。

あの夜のことは、何度も思い返してる。
けどそのうち、そんなんもう全然意味ないって気付いた。
何が原因か全くわからへんのに、思い返しても、何しても、
あの人との関係が戻るわけやないんやし。

けど、今でも好きかと考えれば、やっぱり好きなままなんや。
好きで、好きで、仕方がない。そやから、胸が痛い。

もう消えそうになってる手首の赤みにすらも
あの人との繋がりを感じてしまう。
痛くて、どうしようと悩んだのに、消えていくことが惜しい。

そんなことを、とりとめのないことを
一人の部室で、ぼんやりと考えてた。



4 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 21:46:43.99 ID:v7c9MO6f0

「さて、そろそろ帰るかぁ」

立ち上がって、もう一度背伸びをして散らかしたノート類をまとめた。
そのとき、背後の部室の入り口がガラっと開いた。
音にびっくりして振り返ると、入ってきた相手も、うちを見てびっくりしてた。

「末原ちゃん…残ってたんやね」

あの夜から、今までずっと名前を呼んでもらってなかった事に
名前を呼ばれて、今、気付いた。

あれ、じゃあこの2週間はなんて呼ばれてたんやろ?
…あぁ、そもそも、大した会話がなかったか。

「…はい、分析とかいろいろあって」

声が震えてないか、気になった。
急に現れるから、心の準備が出来てへんかった。



6 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 21:48:32.21 ID:v7c9MO6f0

こんなに近くで顔を見るのは久しぶりやった。
胸がズキズキと痛む。あぁ、やっぱり好きなんやって思う。

早く出て行ってくれという気持ちと
もう少し一緒にいたいという気持ちが同居してる。

二人の間にある空気は意外と軽やかで。
あんなことがあったとは、誰も思わへんやろう。
それくらいに自然で、いつも通り…を装ってた。

「今度の練習試合?」

「はい、千里山の牌譜です」

牌譜の束を持ち上げて、代行に見えるように掲げた。



7 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 21:50:47.52 ID:v7c9MO6f0

「ご苦労さんやね、手伝うことある?」

「もうほとんど終わったんで大丈夫です
それに、うちに出来ることはこれくらいしかないんで」

「またそんなん言うて。自分を過小評価しすぎちゃう?」

「いえ、うちは強くないですから」

「ふ~ん…まあええけど」

「で、どうしたんですか?」

「あぁ、ちょっと忘れ物でなぁ…あぁ、あった」

代行は自分のデスクをごそごそと触って、一冊のノートを取り出した。
いつも何か書き込んでるノートかな、あれは。



11 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 21:54:16.96 ID:v7c9MO6f0

「あ、そうや。末原ちゃん、返して欲しいものがあるねんけど」

「え?」

ノートをバッグに仕舞いながら、代行は呟くように言った。
デスクを離れて、テーブルのそばにいるうちに近づいてきた。
そんで、手のひらを差し出して言うた。

「あの、ぶさいくなやつ返して?」

首を傾げたような、可愛いとでも思ってるんやろか…
そういう仕草で、代行は言うた。

代行のこの言葉がきっかけなんか、二人の間の空気が一気に重くなった。
ずしんとその、空気の重みを感じる。
なんとなく触れたくなかったものに、近づいていくような感覚。



12 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 21:55:49.61 ID:v7c9MO6f0

「へ?」

言われたときは、何のことかわからへんかった。
ぶさいくなやつ?なんやそれ?

「せやから、あの、ぶさいくなキーホルダーやん」

「…合鍵の?」

二人をつなぐ、たった一つの思い出。
『なくしたらあかんよ?』と合鍵に付けてくれたことは
つい最近のことのように思い出せる。

「そう、合鍵に付けてたやつ」

「で、でも!あれは…うちがもらったもんやし」

「返して、末原ちゃん」

「いやです、そんな…いやです」

ふるふると首を横に振って拒否した。
なんでプレゼントされたもんまで返さなあかんのや。
合鍵はまだしも…絶対、嫌や。



13 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:00:28.69 ID:v7c9MO6f0

別れを切り出されたことといい、理解できひんことばっかりや。

重みのある空気はさらに重さを増していく。
触れたくない、触れないほうがよかったんやないかってとこまでに
どんどん触れていく、鋭さを伴った重い空気。

「…じゃあ、教えてください」

「何を?」

「なんで、別れなあかんかったんですか」

口にしてから、あぁ、やっぱり言わへんほうがよかったんかな。
って後悔するんやけど
でもやっぱり知りたいって気持ちがあることも確かで。

「……」

「どうせほんまのことなんか言わへんやろうけど
けど、理由くらいは知りたかった、それがウソでも
納得できるウソやったら……諦めもついたのに」



16 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:03:31.51 ID:v7c9MO6f0

「……もう遅いし、はよ帰りや」

「そうやって何も言わずに逃げるんですか」

口にしてから、強気な自分に驚いた。

「…そう思ったらええんちゃう?」

余裕が、態度が、むかつく。腹が立つ。
この人は結局何も教えてくれへん。そもそも、そんな気がない。
自分で勝手に考えて、それを口には出さずに行動に移す。

うちは振り回されてるだけ。何も知ることが出来ない。

あぁ、こうやって、むかつくって思ってんのになぁ。

「そうします…あ、でも、最後にもう一つだけいいですか?」

…悔しいなぁ。
やっぱり、何があっても、どう考えても、

…好きなんやもんなぁ。



19 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:07:51.96 ID:v7c9MO6f0

「……」

「代行はうちによく、名前で呼んでって言うてましたよね。
代行って、肩書きやんって」

「うん」

「けど、代行もうちのこと下の名前では呼んでくれへんかった」

「……そやったかな?」

「そうですよ?…なんで、名前で呼んでくれへんかったんですか?」

「末原ちゃんと…たぶん、同じ理由ちゃうかな」

今まで、相手をはぐらかすように曖昧な、読み取りづらい表情してたのに
逡巡して、少し悩んで、苦笑いを浮かべてから、代行は答えた。

「…そうですか」

その表情に微かに違和感をおぼえながらも、うちはその答えに頷く。



20 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:10:10.40 ID:v7c9MO6f0

「…末原ちゃん、もう、こういう話をするんは止めてや」

苦笑いの消えた代行は、うちの目を見据えてそう言った。
あぁ、マジなときの顔やなってすぐにわかる。

「なんでですか?」

「終わったことを、穿り返してもええことないよ」

「…はい」

確かにそうやと思った。
必死で自然に振舞おうとしてたのに、こんな風に問い詰めたら
今までの、この何日間かの努力の意味がなくなってしまう。

それにやっぱり、元に戻ることはないわけやから
このやりとりには何の意味もない…と言い切るんはちょっと辛いけど
でもそれも事実やししゃーない。



21 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:12:49.39 ID:v7c9MO6f0

代行は「じゃあ、また明日」と手を振って部室を出て行った。
代行がいなくなって、「はぁ」と深いため息がこぼれた。

気がついたら、手には汗をかいていて気持ち悪い。
体中が強張っているような感じもするし
無意識にえらく緊張してたらしい。

「はぁ…」

気が抜けたように、しばらく動けへんようになってた。
いろんな考えと感情がぐるぐると頭の中を駆け巡る。

でもやっぱり、そのことにも意味がないと気付いてイスに座り込んだ。
この何日間かの努力は、本人を目の前したら簡単に崩れ落ちることを知った。



29 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:25:07.27 ID:v7c9MO6f0

--赤阪side--

「…ふぅ」

学校を出たら、思わずため息がこぼれた。
自分で決めて、自分がしたことやのに、すごく胸が苦しい。

ゆっくりと、家へと歩みを進めていく。

頭の中に浮かぶのは、大好きな、あの子の姿ばかりで
ぶんぶんと振り払おうとすればするほど、その姿は大きくなる。

自分がしたことの残酷さが、罪悪感が、そうさせるんかな。
正しかったと思えば思うほどにそうは思えないっていう
ジレンマに襲われる。

これはお互いのためで、そのためには必要なことのはずで。
そう思ったから、…いや、違う。
結局は自分のためで、あの子の気持ちなんか無視してた。

自分が自分でなくなるのが怖かっただけで。
それをお互い、なんていう言葉で濁してるだけで。
あの子の気持ちはどこにもない。



30 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:27:29.96 ID:v7c9MO6f0

それにあの子は私なんかよりもずっと強かった。
あんなことがあったのに、次の日はちゃんと部活に出てきて
少しぎこちなかったけどにこにこと笑ってた。
何もなかったみたいに、必死で振舞おうとしてた。

頑張ろうとしてるんが手に取るようにわかった。
ここ数ヶ月を一緒に過ごしたおかげで、それがよくわかった。
だからこそ、余計に、私が弱くて逃げ出したんやということを思い知らされた。

あの子は私よりずっと大人で、私はあの子よりずっと子どもみたい。
それを認めるのが嫌で、怖くて、冷たい言い方をして突き放してるだけ。
それは余裕でもなんでもなくて、ただ、逃げてるだけなんや。

「…やっぱり、私は最低やな」

言葉にしなくてもわかってたけどな。
やっぱり、最低やな。



33 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:31:29.63 ID:v7c9MO6f0

「赤阪代行、ちょっといいですか」

そんな、最低な私を呼び止める声が聞こえてきた。
学校から少し離れた、コンビニの前で。
振り返れば、想像通りの人がなんだかムスっとした顔で立ってた。

「洋榎ちゃん?どうしたん?もうこんな時間やのに」

「部長会議の書類出してへんかったから、居残りです」

「そうなん、ご苦労さんやったね」

微笑んでみても、洋榎ちゃんのムスっとした顔は変わらへん。
ていうか、睨まれてるみたいで居心地が悪い。

立ち話もあれやから、とコンビニの裏手にある小さい公園のベンチに座る。
夏が近いからもう結構遅い時間やけど、空はまだ少し明るい。
そんな空の下、私は洋榎ちゃんの言葉を待っていた。



34 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:34:47.35 ID:v7c9MO6f0

「…あの、」

「ん~?」

言い出しにくいのか、視線が泳いでいる。
呼び止めたくせに、言うかどうか悩んでるらしい。
ノープランかいな…と言おうとしたら、洋榎ちゃんは口を開いた。

「合鍵ってなんのことですか」

「……!」

想定外の言葉に目を見開いて驚いた。
…聞かれてたか。立ち聞きなんて…と思ってから
自分も同じことをしてたと思い直した。

立ち聞きして、自分で自分が怖くなって
大切な関係を、壊したんや。



37 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:37:32.68 ID:v7c9MO6f0

「…なんのこと?」

「しらばっくれるんはやめてください、
そういうのは聞くつもりないです」

「せやけど、わからへんも~ん」

感情を読み取られないようにできるだけ、笑顔で言う。
本当はびっくりしてて、やばいって思って焦ってる。
けど、知られたらあかん。

「…恭子とは、どういう関係なんですか」

「末原ちゃん?私の教え子やで?洋榎ちゃんと一緒やん」

「もう、そういうのはいいですわ」

あれ、あかんなぁ。
今日の洋榎ちゃん怖いわぁ。
ぎっと睨まれたままで、年下やのにちょっと怖い。

でも、負けへんよ。



40 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:42:34.70 ID:v7c9MO6f0

「なんのことかわからんのに答える必要ないやろ?」

睨み返したら、挑発してるみたいになるしと思って
にっこりと微笑みかけた。
…けど、やっぱりそれも挑発か。

「恭子は、何で別れなあかんかったんですかって聞いてました。
それってやっぱり…考えたくないけど…代行と、恭子は付き合ってたんですか」

挑発に乗ったか、洋榎ちゃんは次のカードを出してくる。
あぁ、やっぱりばっちり全部聞いてたわけなんやね。
なら言い訳というか、知らん振りするのも、もう面倒やな。

あれを聞かれている以上、何を言うても無駄か。
それにこの子は末原ちゃんが好きなんやろうし…悪いようにはならんやろ。

そう、心に決めて、口を開いた。



41 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:44:47.38 ID:v7c9MO6f0

「合鍵を渡してるような関係やった、でも、もう終わった…
こういう答えで満足してくれるん?洋榎ちゃん」

「…!」

「ていうか、なんで私に聞いたんよ?末原ちゃんに聞けばええのに
あ、好きな人からは聞きたくないって事なん?」

「え、なんでそれ」

洋榎ちゃんは目を見開いてびっくりした顔してる。
ふふ~ん、ちょっと、してやったりっちゅー気分になる。

「洋榎ちゃんの告白、聞いてしもた。…けど、おあいこやんな?」

「…なんで別れたんですか」

私の言葉には返事をせずに、洋榎ちゃんは質問を被せてくる。



43 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:47:44.98 ID:v7c9MO6f0

「末原ちゃんにも言ってへんのに言うわけないやろ?」

「…そうですね……けどまあ、最近の恭子の様子が
ちょっと変やったんは代行とその、いろいろあったからなんですね」

「まあ…そうかもしれんな」

「……はぁ」

さっきまでの強気が一気に消えて、自信なさそうな顔や。
私と末原ちゃんの会話からなんとなく気付かされたことやけど
それを事実として本人から聞かされるのは辛いということか。

結構可愛いとこあるやん。

「…うちが恭子に告白したことって、関係あるんですか」

「さぁ、どうやろうね」

関係ない、ということはない。私はあれを見たせいであの子から逃げた。
いつか、私の前からいなくなってしまうことを考えたら怖くなった。
それやったら、自分からいなくなったほうがいい、そう思った。



44 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:50:15.76 ID:v7c9MO6f0

ひどく自分本位な、ひどく自分勝手な、言い分。言い訳。

けど、そんなことを、大人が言うわけにはいかへん。
冷たくすることで、突き放すことで本心を隠す。
それは残念なことに、得意分野なんや。

「恭子はずっと、好きな人はいないって言うてたんです。
せやから、…ちょっとはその、チャンスあるかなぁって思ってました」

この子は強いなぁって感心する。相手にちゃんと立ち向かってくる。
逃げ回ってる最低な私とは全然違う。

話を聞くことを怖がって、顔を見るのが怖くなって
そんな自分が怖くなって突き放した私とは違う。

洋榎ちゃんが、ちょっと羨ましいとまで思えた。



46 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 22:53:06.84 ID:v7c9MO6f0

「けどまあ…最初から無理やったんですね…
何も知らずに喜んでた自分が恥ずかしいです」

「でも、今聞いてたんやろ?末原ちゃんは今、フリーやん」

「…そうですけど」

「アタックしたらいけるんちゃう?」

「けど恭子は…まだ代行が好きみたいやから…
代行と話してるときの恭子の顔…あんなん、見たことなかったです」

言葉を選びながら洋榎ちゃんはそう告げてくる。
そう言われて、さっきまでの末原ちゃんの顔を思い出す。

ツンとした、ちょっと怖い顔…けどなんか泣きそうな顔。
…何かを必死で耐えようとしてる顔。



50 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:01:11.64 ID:v7c9MO6f0

私には見覚えがある。
気まずいとき、ケンカしたとき、怒ってるとき、
よくそんな顔をしてた。

それで…それで…いつもやったら…

『なぁ、もう機嫌直しや?』

『…いやです』

『そんな顔してたらちゅーするで?』

『なっ…!ちょ、んっ…!』

強引に唇を奪ってた。それで、いつもは仲直りをして…
そんなことを、ふと思い出した。

親友の、洋榎ちゃんも知らん顔やったんや。
そう思うと、嬉しいやら、なんやら…よくわからん感情になる。
どういう言葉にしたらええか、難しい。

けどやっぱ、…嬉しい。複雑な、優越感。



51 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:04:25.12 ID:v7c9MO6f0

「戻る可能性ってないんですか?」

「さぁ…まあ、ないな」

「…それは絶対ですか?」

「………」

絶対、と言われて思わず言葉が止まった。

絶対、絶対、絶対。

人には絶対なんかない。絶対って言葉はかなり脆いと思う。
だからこそ、あまり使いたい言葉やない。

絶対ですか、と聞かれて…なんて答えればいいんやろう。

「代行?」

「…正直、わからへん」

さっきまであった、私にあった勢いが一気になくなっていく。
答えが出てこない、わからない…あれ、おかしいな…。



52 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:08:50.01 ID:v7c9MO6f0

「っちゅーか、恭子のこと嫌いになったんですか?」

「………」

即答できひん。だって、…嫌いなはず…ない。
好きで…好きで…だからっ

洋榎ちゃんと話していると、私が必死で殺そうとしてた気持ちが
あふれ出てくるのを感じる。
好き、なんて、そんなん…もう考えたらあかん、そう思ってたのに。
あの子を突き放すときに心を鬼にしたつもりやったのに。

あぁ、でもやっぱそういうのって無駄やったんやね。
ちょっとずつ、無理してやったことの歪みを自覚していく。

洋榎ちゃんに感謝するべきか、恨むべきか。
まだ、それはわからへん。

「今日の代行を見てると、そうは思えません」

「…そう見える?」

力のない声しか出せへん。
強がってた部分が、ちょっとずつ崩れていくような気がする。
ガラガラと小さな音をたてて崩れていく。



54 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:13:23.51 ID:v7c9MO6f0

「はい。好きで、でも、無理してるって見える」

そう言うた洋榎ちゃんは私をじっと見つめてきた。
見透かされているような気がする。
全部、知られているような気がする。

強かったはずのメンタルは末原ちゃんにかき乱された。
それが怖くて、自信を失った。
だから、大好きな人を突き放してまで心を強くしようって思ったのに。

この、うちの部のエースさんも、私の心をぐるぐるとかき乱してくる。
大人の威厳全然あらへんやん…情けないなぁ。



56 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:14:16.93 ID:v7c9MO6f0

「…はぁ、もう、あんたらには敵わんなぁ」

「え?ら、って?」

「あんたと、末原ちゃん」

「なんで恭子…?」

「私は大人ってことを気負いすぎたんかなぁ」

「え、えっ?」

「…ほんまに情けない」

「代行?」

大事なことに気付かされた。
きっと、一人では気付けへんかったこと。



57 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:16:30.66 ID:v7c9MO6f0

「…あーあ。結局私って何してたんやろう?」

「…さっきからなんですか」

「なぁ洋榎ちゃん、私と末原ちゃんってお似合い?」

「さぁ…似合ってないって言いたいですけど」

「まぁ、そやなぁ…」

「けど…恭子が代行を好きなんやったら、うちは応援します」

「…親友の鑑やね」

「褒められてもあんまり嬉しくはないですね」

洋榎ちゃんが言うたあと、少し沈黙があって、
二人ともじっと黙って、それから私は思ったことを、声に出した。



60 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:20:01.50 ID:v7c9MO6f0

「…私なぁ、あの子が好きやわ」

言葉にしてみて、自分の気持ちが確かなものやと自覚する。
洋榎ちゃんに、『絶対ですか』と聞かれなければこの自覚は存在せんかった。

「やっぱり」

「大人で、しっかりせなあかんって気負って、それが負担やった」

「アホですね」

「言い返せへんわぁ。そやのにどんどん好きになっていって、
好きになりすぎて、そんな自分のことが怖くなってん。
ちょっとしたことに嫉妬して、末原ちゃんを信じるのも不安になって
いろんなことから逃げて、逃げて、逃げて…それで、」

スラスラと口から出てくるのは何でやろう。
隠して、余裕ぶってたのに。

洋榎ちゃんには何でこんなに喋ってしまうんかなぁ。
…結局、たった一つの隠しごとすらも出来ひんのかな、私って。
それはそれで、ここ何日もずっと辛かったっていうことなんか。

自分では、全くもってわかってなかったけど。



62 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:24:09.50 ID:v7c9MO6f0

「それで、恭子を傷つけた」

「…うん」

傷つけた、という言葉に胸が痛む。
あの子の顔を想像して、余計に胸が痛くなった。

思えば最初は、ただの遊びみたいなもんやった。
ちょっかいかけて、反応を楽しんだ。
気になる子をちょっといじめる、小学生みたいなこと。

それでも時間が経つと、あの子は私に好意を向けるようになって
私もそれが嬉しく感じて、その好意を受け止めた。
お互いに気持ちを確かめ合って、好きやと自覚して、

私は、末原ちゃんに部屋の鍵を渡した。

信頼の証でもあるし、愛情の証でもあったと思う。
あのキーホルダーも、その一つ。



64 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:27:56.84 ID:v7c9MO6f0

きっと、あれからずっとあの子の気持ちは
何も変わってないんやろうなと思う。
変わらず、ずっと、私だけに愛情を向けてくれていた。

私はそれが全然わかってなかった。
いや、わかってたのかも知れんけど、
それを「もっと、もっと」と求めてしまってた。

勝手に疑って、勝手に嫉妬して、でもそれを本人に言う勇気もなくて。
変わらずに好きでいてくれた人を傷つけた。
自分勝手な理由で、傷つけた。泣かせた。

「けど、恭子は許してくれますよ」

きっぱりと、洋榎ちゃんは言い切る。
それはもう、断言ってレベルや。

「ほんま?その自信はどこから出てくるんよ」

「だって、恭子は…どんなひどいことされたか知らんけど…
代行のこと、大好きみたいやし…いや、たぶんですけどね」

ここで、濁す。どっちやねん、とツッコミを入れたくなる。
けど、他人から見てあの子が私を好きとわかるなんて。
それはそれで、とてつもないくらい、嬉しかった。



65 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:29:45.75 ID:v7c9MO6f0

「ちょっと立ち聞きしたくらいでわかるん?」

「…まぁ、付き合いは代行より長いですし」

「そう、そうやね…私なんかより長いか」

「だから、めっちゃ悔しい。むかつく。
けど、…まあ恭子が選んだ人みたいやし、しゃーないです」

ハァ…という深いため息、隣から聞こえてくる。
洋榎ちゃんの顔は意外と、すっきりした顔で。

「…恭子にちゃんと言うてあげてください、気持ち全部」

「言えるかなぁ」

全部、ちゃんと言えるかなぁ。
何か足りひんかったり、何か言い忘れたりしそうやな。
ってつもりで言うたのに。



67 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:33:58.31 ID:v7c9MO6f0

「言わんかったら、うちが言うだけですんで」

澄ました顔でなんちゅーこと言うんや。こわいこわい。

「えぇ、それは…うん、まあ…ちゃんと言う」

マジで言いよるな、って思って
ちゃんと伝える意思を示した。

「お願いしますよ、恭子が悲しんでるところは見たないんで」

「努力はする」

「恭子を泣かせたら、うちほんまに怒りますよ?」

「こ、怖いお姉ちゃんやなぁ…」

「恭子の…、笑顔が好きなんです、だから、お願いします」

洋榎ちゃんの顔がキリっとした顔に変わる。
ここは、ふざけたらあかんとこ。



69 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:36:17.52 ID:v7c9MO6f0

「…任されたで、洋榎ちゃん」

だから私も、マジメな顔でその願いを聞き入れた。
責任重大。けど、それもまたいい。
自分がしたことを思えばなんてことはない。

好きと認めて、自分の弱さを受け入れて、逃げることをやめる。
正面に立って、正々堂々とあの子に向き合いたい。
今は素直にそう思える。

せやからやっぱり、

「洋榎ちゃんには感謝やな」

「あはは、ほな、なんか奢ってくださいね」

乾いた笑い声で、笑顔を浮かべて言われた。



70 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:38:43.09 ID:v7c9MO6f0

「また今度やけどな」

「はいはい、ほな頼みます…じゃあ、また明日」

「気をつけてな、もう遅いし」

「はい、さようなら」

洋榎ちゃんは精一杯の笑顔で手を振って帰っていく。
気付いてへんとでも思ってるんかな。
泣きそうな顔してたくせに、無理やり笑って…。

「…ごめんな、洋榎ちゃん」

空はもう真っ暗で、いつ点灯したんか、公園の外灯だけが私を照らしてる。

誰もいなくなった公園に、私の小さな呟きが響いた。



73 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/22(水) 23:47:07.08 ID:v7c9MO6f0

洋榎ちゃんは「恭子は許してくれる」って言うてたけど
簡単にはいかへんやろうなぁ…。
けどまあ、精一杯思いを伝えることしか出来ひんから

私らしくないけど、いっちょ頑張るかぁ。
頬を叩いて、気合を入れて、公園を後にした。



末原ちゃん、待っててな、すぐに会いに行くから…!




カン!



81 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:03:36.52 ID:5Zu7L7sd0

--末原side--

「代行、もう、いい加減にしてくださいって」

肩を思いっきり揺らすと、
代行の身体はぐらぐらと大きく揺れた。

「えぇ、まだ寝る…」

「あかんっ!はよ!」

タオルケットを剥ぎ取ったら、代行は下着姿で、
すぐに昨夜のことを思い出して恥ずかしくなった。

「…はよ、起きて下さいよもう」

思わず声は小さくなってしまう。
…な、なにを恥ずかしがってるんや…。
自分だって、さっきまで似たような格好しとったくせにな。

で、でもまあ…自分と人は違うし?



83 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:06:07.34 ID:5Zu7L7sd0

「…スースー…」

一人で恥ずかしがってたら、穏やかな寝息が聞こえてくる。
見事な二度寝や…あぁ、もう。

「ほら、はよ起きてくださいって!!あんま時間ないんです!!」

耳元で大きな声を出してみたら、顔を歪めて
薄っすらと目を明けた代行と目が合った。

「…ん…んっ…恭子がもっかい、とかなんとか言うから…」

寝ぼけ眼でアホみたいなことを言われて
カァァっと身体が一気に熱くなった。

「言うてません!!ほら、もう起きてくださいって!」

「…うるさいなぁ、恭子は」

顔はきっと赤い。あっつい、あっついから、真っ赤やなきっと。
それに、やっぱり恭子って呼ばれるんも慣れへんし恥ずかしい。



84 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:07:39.04 ID:5Zu7L7sd0

「もう!」

照れ隠しをすればするほど声が大きくなる。

「うぅ…わかった、お、起きるから…」

眠そうな目を擦りながら、代行はやっと起き上がってベッドに座った。

「おはよう…あかん、眠い…」

「おはようございます」

目をぱちぱちとしてる仕草がなんだか子どもっぽくて可愛い。
けど…とりあえず、



85 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:12:15.88 ID:5Zu7L7sd0

「はよ、服着てください」

「誰が脱がしたん?」

「知りません」

「またまた~」

「……アホ!」

恥ずかしいし、からかわれるんも悔しいし、と思って
タオルケットを投げつけて寝室を出た。

…でもまあ、こんなやり取りも楽しいけどな。

「ふぅ…さ、ごはんごはん」

小さくため息をついて、赤くなった頬を押さえてからキッチンへ向かった。

いつも代行が散らかし放題のテーブルの上に、朝ごはんを並べていく。
昨日ちゃんと掃除したし、綺麗なもんや。



87 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:14:05.53 ID:5Zu7L7sd0

「ん~…いい匂いやね~」

並べ終わった頃、洗顔と着替えを済ませた代行がやってきた。
服装はきちっとした感じで、やっぱり大人やなって感じ。
けど、鼻をクンクンとする仕草は小動物のようで可愛らしい。

「おはようございます」

「おはよ、…今日も可愛いなぁ」

「わっ、ちょ、!!」

横から引き寄せられて、抱きしめられた。
うぅ、もう…

「…ありがとうな、恭子」

「い、いえ………あの、」

耳元で囁かれて、耳がざわってして、、熱くなるのを感じる。
昨日からずっとこんな感じっていうか、…
くっついたり、耳元でいろいろ言うてきたり…



89 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:15:50.32 ID:5Zu7L7sd0

嬉しいけども、正直恥ずかしい。それに、

「…恭子って呼ぶんやめません?」

「いやいや、そう呼んでって言うたんそっちやで?
しかもこっちもかなり恥ずかしいし…」

「うぅ…まあ…そうですけど、でもうちもこんな恥ずかしいとは思わへんかって…
呼ばれるたびにもぞもぞするっていうか…」

「じゃあ、私のこと名前で呼ぶのとどっちがええの?」

「えっ…どっちもちょっと」

「あかんあかん、ほなやっぱり恭子やな」

「うぅ…みんなの前では絶対に呼ばんとってくださいよ?」

「んっ…わかってる」

ぎゅうっと抱きしめる力が強くなって体がぴったりくっついた。
あれ以来、ほんまに優しい。それはもう気持ち悪いくらいに。



90 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:18:57.77 ID:5Zu7L7sd0

けどその優しさがこの人なりの誠意の尽くし方なんやろう。
恥ずかしいけど、でも、やっぱりなんだかんだ言うて
嬉しいわけやから、文句言うんは贅沢やんな。

「ほら、早く食べましょ?」

「そやな、美味しそうやし」

離れて、食卓に着いた。

コーヒーの香りが漂う。オムレツの優しい匂い。よく焼けたパンの焦げ目。
そのどれもが食欲を誘う。
慌しい朝に訪れる、ひと時の幸せな時間。

今日は練習試合のために千里山まで行く予定や。
駅前に集合するまで、あと約1時間。



91 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:22:38.16 ID:5Zu7L7sd0

食事を終えて、一息ついたら代行が言ってくれる。

「片付けやるし、着替えや?」

「はい、じゃあお願いします」

まだ代行に借りてるジャージ姿のうちは、顔を洗って歯を磨いて
寝室のクローゼットに吊るされた制服に着替えた。

「…なんか変な感じやな」

人の家で制服を脱いだり着たりするなんて、
なんか、こう、すごく…やらしい感じというか…モヤモヤする。

「…これでよし」

鏡を見ながらリボンを結んで、髪の毛を最後に整えた。
あの人が優しいから、鏡に写るうちの頬は緩みっぱなしや。
だらしない感じのする顔を叩いて、気合を入れる。



94 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:25:53.20 ID:5Zu7L7sd0

全国ランキング2位の千里山と試合が出来るのは
インハイ予選を控えたうちとしては願ってもないチャンスや。

せやから、こんな緩んだ頬ではあかん。
姫松の大将として、ヌルイ打ち方は許されへん。
そんなことは何より、代行が一番怒る。

「頑張らなあかんな…」

小さく呟いてみてから、リビングへと戻った。
代行はコーヒーを飲みながら、書類か何かを見ていた。

「恭子が先に出るんやったっけ?」

「そのつもりです」

「もう行く?」

「んー…じゃあ、そろそろ」

壁掛けの時計を確認してから、答える。



95 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:27:57.10 ID:5Zu7L7sd0

「うん、わかった」

書類をカバンに片付けた代行はなぜか立ち上がってうちの前に立つ。
首を傾げてると、腰に手を当てた代行がニヤニヤした顔で言うた。

「行ってきます、のちゅーして?」

「は、はぁ!?」

「ん?そんな驚かんでも」

うちの驚きっぷりが恥ずかしいくらいに平然としてる代行。
な、なんやねんもうこの感じ…!

「…う、うちからするんですか?」

「当たり前やん?」

とか言うくせに、ちょっとずつ顔を近づけてくるのは代行で。
鼻先が付きそうなくらいまで、顔が近づいた。



96 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:30:17.05 ID:5Zu7L7sd0

「……早く」

代行の小さく掠れた声がうちを急かした。
息がかかってくすぐったい。
確かに時間はそんなにない…

意を決して…

「…うぅ………」チュッ

目を閉じてから唇を押し付けるよなキスをした。
正直、柔らかいとか味とかそんなん全然感じる間もないくらいの短いキス。

「…ありがと、ほら、行って」

そこには優しい笑顔があった。
何を考えてるかわからない、ちょっと怖かった笑顔はそこにはなかった。

「はい、行ってきます」

だから素直に微笑み返すことが出来る。



97 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/23(木) 00:31:38.73 ID:5Zu7L7sd0

うちは小さく手を振って、代行の家を出た。
パタリと静かな音をたててドアは閉じられる。

けど、またいつでもここに帰ってくることが出来る。
カバンの外側ポケットに入れられた、キーホルダーのついた合鍵があれば
いつでも、ここに帰って来られる。

そしたらきっと、「おかえり」と言って迎えてくれる。
そのときには、「ただいま」と答えたい。

その様子を想像して、自然と笑みがこぼれた。
幸せすぎてちょっと怖いけど、この幸せができるだけ長く続きますように。

そんな願いを込めて、駅まで、一気に駆け抜けた。









カン!(ほんとにおわり)





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[ 2012/08/23 ] SS | TB(0) | CM(0)
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