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咲「照さん今月の妹料金まだですか?」 2



咲「照さん今月の妹料金まだですか?」より)



426 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:18:33.64 ID:1t7iCpLU0
おつ
次は霞さんか愛宕ネキで




428 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:26:14.06 ID:vz7Tge5fO
洋榎ちゃんにはお姉ちゃん大好き絹恵ちゃんがいるだろ!



429 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:28:43.27 ID:LVG8n7BS0

―――おしゃれな雑貨店にて

咲(初めてのお給料。部長から貰った封筒に入っていた額はなんと二万円だった)

咲(本来は一万円でも多すぎると思ってたお給料が、まさかの二倍……
  これだけあれば、お姉ちゃんのための素敵な誕生日プレゼントが買える)

咲(そんな期待に胸を膨らませ、お店に入り、悩むこと小一時間、
  やっとプレゼントが決まったまでは良かったんだけど……)

咲「あと一万円足りないよぉ……」

咲(どうしよう……お小遣いを使っても足りないし、これ以上に良いプレゼントなんて思いつかないし……
   うぅ、こんなことなら小鍛冶プロに返した封筒から一枚だけ取っとけばよかったよ……)

咲「お姉ちゃんの誕生日まで、あと二日……」

咲(普通のアルバイトは色々な意味で無理。誰かから借りる訳にもいかない……)

咲(だからと言ってプレゼントを換えるなんて、そんなの……)



咲(そうだ。もう一度、部長に頼めば、もしかしたら……!)



430 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:31:14.38 ID:3/Jp+lhs0
きたか・・・



433 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:33:40.27 ID:LHYNsfGV0
厚い封筒は返したのか



434 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:34:21.12 ID:LVG8n7BS0

―――――――

久「いらっしゃい。未来のNo1妹嬢様」

咲「その呼び方やめてください……」

久「でも、貴女のその雰囲気から察するに……欲しいんでしょ? お仕事」

咲「部長は何でもお見通しなんですね……」

久「まあ、貴女との付き合いもそこそこになるしね。この前あんなにも貰ってたのに足りなかったの?」

咲「全額返してきましたよ! あんなの、受け取れる訳ないです……」

久「本当に返してきたんだ。私ならありがたく受け取るけどなぁー……まあいいや。で、仕事が欲しいのよね?」

咲「……は、はい」



438 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:39:34.44 ID:LVG8n7BS0

久「今回は前みたいにリードしてくれるような相手じゃないけど、大丈夫?
  初めての子だから、きちんと貴女が妹嬢として接してもらわないといけないんだけど」

咲「だ、大丈夫、です……きちんとそういう本いっぱい読んで、勉強してきたんで」

久(どんな本読んだのかすごい気になる……)

久「そう。それなら任せるわ。今回の貴女の相手は>>442よ」


お願いします鬼畜なのはやめてください



439 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:39:57.53 ID:GcrwIn+U0
クロチャー



440 名前: 【九電 59.0 %】 投稿日: 2012/07/03(火) 04:41:06.39 ID:Inb1o0nL0
透華さん



441 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:41:13.74 ID:vz7Tge5fO
シロ



442 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:41:26.50 ID:XuFzy6qE0
末原



450 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:49:21.79 ID:LVG8n7BS0
ごめん、ヤングガンガン追ってないから末原先輩がどういうキャラなのかまったくわからない。パスさせてもらう

ってことで書きたいクロチャーか和でいく

二人のどっちか>>451




451 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:49:33.60 ID:wEeMRlvo0
玄ちゃん



452 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 04:50:06.38 ID:tuLrl4BI0
和ちゃん涙目



459 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:01:21.80 ID:LVG8n7BS0

―――――――――

咲(今日はここが待ち合わせ場所……た、たぶん、このホテルもそういう場所なんだろうな……)

咲(部長は一体何を考えてるんだろう……相手の子、初めてって言ってたのに、絶対怖がってるよぉ……
  にしても、どんな子なんだろうなぁ。もしかしたら、もう来てたり)

玄「あわわわわ……おねえちゃーん……」

咲(う、うん、たぶんあの子だろうな……)

咲(めちゃくちゃ挙動不審だし、涙目だし……今回は私が頑張らないと!)

咲「あ、あの……」

玄「ひゃあ!? なな、なんでしょうかっ!?」

咲「松実玄さん、ですよね?」



467 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:08:42.35 ID:LVG8n7BS0

玄「ど、どうしてそれを……あっ、もしかして」

咲「はい、私が今日松実さんの妹になります、宮永咲です」

玄「み、宮永咲さんって……清澄の大将で和の同級生の!?」

咲「は、はい。その都度はお世話になりました。これも運命の出会い、なんですかね」

玄「宮永さんが私の妹……そっか、そうなんだ……」

咲「ま、松実さん?」

玄「私、宮永さんみたいな素敵な人の姉になれるなんてすごく嬉しいです!」

咲「あ、ありがとうございます……わ、私もっ、松実さんみたいな」

玄「あの!」

咲「は、はい!」



470 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:16:41.96 ID:LVG8n7BS0

玄「く、くろお姉ちゃんって呼んでください! それで、その、いっぱい甘えて欲しいです!」

咲「わ、分かりました。くろお姉ちゃん?」

玄「お、お姉ちゃん……も、もう一度お願いします……」

咲「く、くろお姉ちゃん?」

玄「ふわぁぁぁぁ……!」

咲(す、すごく恍惚としてる……もっと喜んでもらわないと……!)

咲「わ、私のことは咲って呼んでね! 今日一日よろしく、くろお姉ちゃん!」

玄「 は、はひ! おお、お任せあれ!!」

咲(腕に抱きついただけなのに、こんなにも動揺してる……玄さん可愛い……)



471 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:19:34.91 ID:tuLrl4BI0
やだ玄ちゃんかわいい・・・



472 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:21:28.71 ID:o0HLRnhC0
駄目だ、クロちゃんは陰部に直接訴えかけてくる



473 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:22:10.23 ID:5l5Lr3Kb0
300円で玄ちゃん買いたい



475 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:22:40.13 ID:HHdPLhnX0
玄ちゃんマジ天使



478 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:30:32.30 ID:LVG8n7BS0

咲(……玄さんのためにも、いっぱい楽しんでもらおう。今日は私がリードするんだ、頑張れ、私!)

咲「そ、それじゃあお姉ちゃん、 軽く歩きながらすること考えよっか」

玄「う、うんっ、そうだね……あ、あの、手……」

咲「手?」

玄「その、手を握って欲しいなー、って……だめ、ですか……?」

咲「っ……ぜ、全然だめじゃないよ! 喜んで!」

玄「ありがとう。ふふ……こうしてると、恋人みたいだねぇ……」

咲「そうだね。こうすると、もっと恋人みたいだよ? くろお姉ちゃん」

玄「……! こ、これって……」

咲「い、行こっか、くろお姉ちゃん」

玄「う、うん……」

玄(妹ってすごい……)



480 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:38:02.59 ID:tuLrl4BI0
すこやんの教育がおそろしいのか、咲ちゃんの素質がおそろしいのか



484 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:46:47.04 ID:5ErgqfbT0
>>480
ダブル役満です




482 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:43:49.71 ID:LVG8n7BS0

―――街中

玄(うぅ……ただでさえこんな風に手を繋いでるのに、さらにくっつかれるなんて……
  咲さんすごく積極的……これが妹嬢……)

咲(は、恥ずかしい……私がリードするとは言ったけど、流石にくっつきすぎだよぉ……
  でも、今更離れるのもなんか変だし、かと言ってこのままは周囲の視線が……)

咲(だ、ダメだよ! 私が恥ずかしがってちゃ玄さんを楽しませるなんて出来っこ無いよ!
  もっと堂々と、積極的にならないと……!)

玄(み、みんなすごくこっち見てるよぉ……顔はすごく熱いし……咲さんは離れる気配しないし……
  ど、どこかお店に入って、この状況からなんとか抜け出して……)

咲「そういえばお姉ちゃん、お腹減って無い?」

玄「お腹? えっと、今日は咲ちゃんと一緒に何か食べようと思ってたから、何も食べてないよ?」



486 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 05:50:43.89 ID:LVG8n7BS0

咲「そうなんだ。実はね、私、お姉ちゃんのためにお弁当作ってきたの」

玄「え!? 本当に!?」

咲(め、目の煌めきが眩しいよ……)

咲「うん。それでね、ここの近くに大きな公園があるから、そこで一緒に食べたいな、って思って……ど、どうかな?」

玄「嬉しい!」

咲「っ」

玄「その公園行こう! 咲ちゃんの手料理すごく楽しみ!」

咲「そ、そっか。作ってきた甲斐があったよ。……私もくろお姉ちゃんに食べてもらえるなんて、すごく嬉しい」

玄「……!」

玄(か、可愛い……妹って、いいなぁ……)



491 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:00:41.36 ID:LVG8n7BS0

―――公園

咲「うーん、天気もいいし、気持ちいいね」

玄「うん、空気もとっても美味しいし……のどかで良いところだね」

咲「はい、お姉ちゃん。喉乾いたでしょ? お茶」

玄「わぁ、可愛い水筒……ふふ、ありがとうね、咲ちゃん」

咲(玄さん喜んでる、よね……よし、やっぱり本に書いてあった通りだ……
  手料理は喜ばれる。公園デートは心象良し。水筒持参で愛され系女子を演出……)

咲(今のところ経過は完璧だ。私の作戦はこれからだよ……!)



494 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:11:01.05 ID:LVG8n7BS0

咲「はい、これがくろお姉ちゃんのために作ってきたお弁当です!」

玄「わあぁぁぁ……! すっごく美味しそうだね咲ちゃん!」

咲「あ、ありがとう」

咲(目、すっごくきらきらしてる……可愛いなぁ)

玄「ねえ咲ちゃん、食べてもいいよね!?」

咲「う、うん、どうぞ。くろお姉ちゃんのために作ったんだもん、いっぱい食べてほしいな」

玄「どれから食べようかなぁ……」

咲(この数時間一緒にいただけで分かったけど、玄さんもすごく良い人だなぁ……
  どこまでも純粋で、まるで小さな子どもみたいに一切の邪気がないというか……)

咲(やっぱり、こういう人にはたくさん楽しんで、いっぱい幸せな時間を過ごして欲しいよ……
  もっと、妹を持つ喜びを……)



496 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:19:27.33 ID:wEeMRlvo0
妹の鑑や



497 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:20:35.43 ID:LVG8n7BS0

咲「くろお姉ちゃん」

玄「? 咲ちゃん?」

咲「はい、あーん」

玄「ふぇ!? え、えと、こ、これは」

咲「食べさせてあげるよ。妹ならお姉ちゃんにしてあげるのは当たり前なんだよ?」

玄「そ、そうなんだぁ……私、何も知らなかったよ……やっぱり、妹ってすごい……」

咲(な、なんか適当に言った言葉で勘違いさせちゃったけど、大丈夫だよね……?)

咲「ほら、くろお姉ちゃん! 口開けて。あーん」

玄「あ、あーん……」

咲「どう? 美味しい?」

玄「美味しいよ咲ちゃん!」

咲「ふふ、そっか。どんどん食べさせてあげるね」

咲(ここまでハッキリと表情や言葉に出してくれると、こんなにも嬉しいんだなぁ……お姉ちゃんも、こんな風に……)



500 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:30:48.94 ID:LVG8n7BS0

――――――

玄「ふぅ。美味しかったぁ……ごちそうさまでした」

咲「お粗末様です」

咲(きちんと頭まで下げて……あぁ、くろお姉ちゃんは可愛いなぁ)

玄「私、今すっごく幸せだよ……咲ちゃんみたいな可愛い妹と毎日過ごせれば、最高なんだろうなぁ……」

咲「ほ、褒め過ぎだよ、くろお姉ちゃん……」

玄「ふふ、咲は謙虚で良い子だね……よしよし」

咲「う、ぁ……」

咲(誰かに頭を撫でられるなんて、何年ぶりだろう……)

咲(懐かしい、感覚だな……)



504 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:38:09.32 ID:LVG8n7BS0

玄「咲ちゃん?」

咲「な、なんでもない! お腹もいっぱいになったし、もう少しここで休憩したらまた他の場所に遊びに行こ!」

玄「ふふ、分かった」

咲「……ね、ねえ、くろお姉ちゃん」

玄「なに?」

咲「その……膝枕、してほしいな……」

玄「ひ、膝枕……」

咲(じ、自分で言っておいてめちゃくちゃ恥ずかしいよ……!)

咲「だ、だめ、かな……?」

玄「だ、ダメなんかじゃないよ! むしろどんと来いだよ咲ちゃん!」

咲「ありがと……そ、それじゃあ、失礼します……」



505 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:42:30.42 ID:tuLrl4BI0
ほのぼのしててええなぁ~
欲求不満のうそつきな大人とは違うんや・・・




506 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:42:37.05 ID:asxLsvwN0
病弱オプション…



507 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:42:53.82 ID:TrpsWYdZ0
むっちむちの膝枕



509 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:45:49.05 ID:LVG8n7BS0

玄「……」

咲「……」

咲(あぁ、なんだろうこれ。すごく良い匂いがして、心地よくて……昨日の小鍛冶プロもこんな気分だったのかな……)

玄「ど、どうかな咲ちゃん? 寝づらかったりしない?」

咲「ううん、大丈夫。とっても寝心地いいよ、くろお姉ちゃん……」

咲(気持ちいい……本当にお姉ちゃんに甘えられたら、きっとこんな穏やかな気持ちになれるんだろうな……)

咲(妹嬢としてお客さんに接することを喜べるようになりなさい、って部長は言ってたけど……
  たぶん、こういうことなんだと思う……)

咲(あぁ、気持ちいい……眠たくなっちゃうよ……)



510 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:55:50.65 ID:LVG8n7BS0

玄(ふふ、咲ちゃん可愛いなぁ……髪もさらさらしてて、触ってて気持ちいいし……)

玄(あぁ、家に持って帰りたいなぁ……買い取りオプションとかあればいいのに……)

咲「……」

玄(……は、はは、何考えてるんだろう私、そんなこと出来るわけないのに……)

玄「そ、そういえば、咲ちゃんは妹嬢になってからどれくらい経つの?」

咲「……」

玄「……咲ちゃん?」

咲「すぅ、すぅ……」

玄(ね、寝てる、のかな……寝てるん、だよね……?)

玄(膝元で眠る、無防備な咲ちゃん……)

玄(鼓動が少しずつ……早くなっていた)



512 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 06:59:40.97 ID:tuLrl4BI0
キマ...



514 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:04:52.79 ID:LVG8n7BS0

咲「すぅ、すぅ……」

玄(くちびる……すごく、柔らかそう……触ったら、どんな感じなのかな……
  指で少しだけ触るくらいなら、別にいいよね……)

玄「……」

咲「んぅ……すぅ……」

玄(わぁぁ……柔らかい……ふにふにしてて、マシュマロみたい……)

玄(すごい、すごい……柔らかい……中は、あったかいのかな……咲ちゃんの、中……)

咲「すぅ、すぅ……ちゅ」

玄「ひゃっ」

玄(さ、咲ちゃんが、わ、私の指に……!)

咲「……」



515 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:09:51.75 ID:hnTMkWVE0
キ……キマ……キ、マシ………



517 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:13:51.92 ID:5l5Lr3Kb0
きたし!



518 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:14:44.90 ID:5ErgqfbT0
>>517
池田ァァァァ!!!




519 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:16:24.80 ID:LVG8n7BS0

玄(唇の隙間に、あったかいの……もっと触りたいけど、硬いのが邪魔で……)

玄(くわえて、くれないかな……咲ちゃん、私の人差し指、ぱくって……)

玄(咲ちゃんの中に、入れさせてくれないかな……あったかい、咲ちゃんの中に、私を……)

玄「……はぁ、はぁ……咲、ちゃん……はぁ……」

咲「すぅ……」

玄「入れても、いいよね……? 咲ちゃんの中、あったかいところ、入れてもいいよね……?」

玄「あ、あとで……お金っ、ちゃんと払うから……咲ちゃんの中に……わたし、わたしっ……!」

咲「ん、んぅっ……」



526 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:29:01.29 ID:LVG8n7BS0

玄「咲ちゃん。ごめんね……我慢できなくて、ごめんねっ……」

咲「ん……」

玄(―――は、入った……)

玄(あったかい……すごく、あったかい……)

玄(中、とろとろしてて、舌が、柔らかくて……)

咲「んっ、ん……」

玄(あぁ、咲ちゃんが息をするたびに、お口の中が動いて……たまに、舐められて……)

玄「はぁ……はぁ……」



531 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:39:23.24 ID:LVG8n7BS0

玄(指でほっぺの裏側をなぞったり、舌をくにくにしたりするたびに、
  咲ちゃんが苦しそうに身じろぎして……切なそうな声を出して……)

玄(起きそうで、起きなくて。ばれそうで、ばれなくて。
  この不思議な緊張感がとても背徳的で、
  寝ている咲ちゃんにこんなことをしていると思うと、どきどきが止まらなくて……)



玄「キス、したいよぉ……咲ちゃん……」

玄(気付けばそんな言葉が漏れだしていた)

玄(頭の中がぐるぐるする。どうしよう、指、入れたままじゃ咲ちゃんにキスできない……)

玄(咲ちゃんにキスしちゃったら、絶対に起こしちゃうし、嫌われちゃう)

玄(そんなの嫌だ)

玄(そんなの……そんなの……!)



535 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 07:48:13.34 ID:LVG8n7BS0

玄(―――そうだ。そうすればいいんだ)

玄(咲ちゃんを起こさずに、咲ちゃんとキスするには……そうすれば……)




玄(ゆっくりと、咲ちゃんの口の中から人差し指を引き抜いて私は)

玄(それを自分の口の中、いっぱいにくわえた)

玄「ん、んぅ……!!」



538 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 08:01:55.85 ID:LVG8n7BS0

玄(すごい……これ、すごいよぉ……! 咲ちゃんの中に入ってたの、私の中に……!)

咲「……ん、んぅ」

咲(私、ちょっと寝ちゃって……あれ、玄さん、どうしたんだろう……明らかに様子がおかしいよ……
  息が荒くて、とても辛そうで……)

咲(どうして、自分の指、くわえて……)

咲「くろ、さん……?」

玄「……!」

玄(やだ……咲ちゃん、起きてる……やめないと、こんな変なこと、早く、やめないと……!)

咲「ど、どうしたんですか玄さん!? い、一体何をして―――?」

咲(それは一瞬の出来事だった)

咲(ふと気付いたそのときには、玄さんに押し倒され、馬乗りになられていた)



604 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 14:15:15.39 ID:LVG8n7BS0

玄「咲、ちゃん……」

咲(なに、これ……一体、何がどうなって……)

玄「……気持ち悪かったよね」

咲「へ……?」

玄「わ、私、我慢できなくて、あんなことしちゃって……気持ち悪かったよね……?」

咲「ふぇ? え、えっと……」

咲(な、なんのことなのか全然分かんないよ……玄さん、どうしてそんな、悲しい顔……
  声も、震えてて……私が寝ている間に、何が……)

玄「ごめんね、咲ちゃん……本当に、ごめんなさいっ……」」

咲「っ……」



608 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 14:25:10.27 ID:LVG8n7BS0

咲「泣かないで。くろお姉ちゃん」

玄「……!」

咲「大丈夫だから。お姉ちゃんのこと、絶対に嫌いになったりしないから。だから……安心して」

玄「ぐずっ……咲、ちゃん……」

咲「泣いてる顔なんかより、笑っていた方がずっと素敵だよ、くろお姉ちゃん……」

玄「えうぅ……咲ちゃん、優しすぎるよぉ……あんなこと、されたのにっ……怒らないなんてぇ……!」

咲(わ、私なにされたんだろう……)

玄「うぅぅ……ひぐっ、えぅ……」

咲(とりあえず、このまま泣き止んでくれるまで抱きしめていよう……
  なんだか私がお姉ちゃんみたい。こういうのも悪く無いな……)



610 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 14:36:39.63 ID:LVG8n7BS0

―――――――

咲「……落ち着いた? くろお姉ちゃん」

玄「うん……でも、もう少しだけこのままがいい……だめ、ですか?」

咲「う、ううん、そんなことない。私、くろお姉ちゃんとこうしてるの、好きだから」

玄「ほ、ホント……?」

咲「本当だよ。私、お姉ちゃんに嘘なんてつかないよ?」

玄「あうぅぅ……咲ちゃぁん……!」

咲「んむっ……お、お姉ちゃんは甘えん坊だね……」

咲(く、玄さんの胸大きい……良い匂いはするけど、息が……)



612 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 14:51:36.14 ID:LVG8n7BS0

―――――――

咲(……今、何時だろう。たぶん、予定された時間の半分はもう過ぎてると思う)

咲(このまま最後までこういう時間を過ごせば、たぶん、楽なんだろうけど……)

咲(やっぱり、それっておかしいよね)

咲(玄さんは優しいから、このままでも何も言わないし、最後にはありがとう、って言うんだろうけど……)

咲(私は嫌だ)

咲(玄さんの一生の思い出になりたい)

咲(こうやって一緒にいられるのは、触れ合っていられるのは一瞬のような時間だけだから。
  その限られた時間の中で、私が出来ることは―――)



玄「あっ……雨……」



613 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 14:53:43.13 ID:ub1fN6AT0
これが将来No.1妹嬢の考え方か



614 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 14:54:15.43 ID:v0gB6vZW0
なにこのホスピタリティ
咲さんにこの仕事は天職やで!




615 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 14:54:43.35 ID:tuLrl4BI0
すばら妹です



621 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 15:03:44.29 ID:LVG8n7BS0

――――――

玄「すごい雨だね、びしょ濡れだよ……咲ちゃん、大丈夫?」

咲「うん、大丈夫だよ。こんな滝みたいな雨に降られたの小学生以来だから、なんだか少し懐かしい気分」

玄「ふふ、そっか……それにしても、こんなにも大きい木を見つけられたなんて、ラッキーだね。
  こんなにもすごい雨なのに、木陰には全然降って来ない」

咲「うん、そうだね……雨宿り出来るし、周りには誰もいないし、来るはずも無いし……本当にラッキーだよ……」

玄「……?」



626 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 15:20:09.11 ID:LVG8n7BS0

咲「くろお姉ちゃん、服、脱ごっか。体冷やすと、風邪引いちゃう」

玄「ふぇ? ふ、ふく? そ、それはちょっと……流石に恥ずかしいよ……」

咲「大丈夫だよ。ここは公園の中央からかなり離れたところだし、
  そもそもこんな雨じゃ外には誰もいない……私たちだけだよ」

咲「今、この世界にいるのは、私とお姉ちゃんの二人だけ」

玄「咲、ちゃん……?」

咲「私は脱がせてもらうね」

玄「えっ!? な、なな……!?」

咲(私が上着に手をかけたその時には、くろお姉ちゃんは私から顔を背けている)

咲(耳は赤くなっていて、落ち着かない様子で、動揺しているのは明らかだった)



629 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 15:31:42.00 ID:LVG8n7BS0

玄(この衣擦れの音……さ、咲ちゃん、本当に脱いでる……!)

玄(誰もいないって言っても、や、野外、なのに……そそ、そんな……!)

咲「ねえ、くろお姉ちゃん」

玄「っ!?」

咲「やっぱり、服、脱ご? 本当に風邪引いちゃう……
  こんなにも水吸ってて、体に張り付いていて……下着も、透けちゃってるよ……?」

玄「……!! 」

咲(可愛い下着、よく見えて……すごく、えっち……どきどきする……)



632 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 15:38:33.84 ID:LVG8n7BS0

咲「自分で脱がないなら、私が脱がせてあげるよ……くろお姉ちゃんに、風邪引いて欲しく無いから……」

玄「っ……!? さ、咲ちゃんまっ」

咲「待たないよ。……もう、待てないよ」

玄(う、後ろから抱きしめられっ……)

玄「!?」

玄(う、うそ……こ、これって……咲ちゃん、上、何も着て……!?)

咲「ねえ、くろお姉ちゃん」

玄「~~~っ!」

咲「あったかくなろ?」



635 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 15:51:48.18 ID:LVG8n7BS0

玄(うなじに、生温い何かが這わされて……)

玄(服の中に、手が入ってきて……ブラ、外されて……)

玄「やぁ……だめぇ……と、取らないでぇ……!」

咲「こんなの、要らないよ……私とお姉ちゃんの間に、邪魔なものなんて何も要らない……」

咲「ほら、腕あげて……? 上着も脱がせるから……」

玄「咲ちゃん……やめてよぉ……こんなの、おかしい……おかしいよ……」

咲「くろお姉ちゃん……? 抵抗するなら、乱暴に脱がせちゃうよ……?」

咲「私はお姉ちゃんのためにしてるの……だから、言うこと聞いて……?」

玄「あうぅぅ……」



639 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 16:05:38.64 ID:LVG8n7BS0

咲(くろお姉ちゃんの体は硬直したままで、なかなか思う通りには動かせなかった)

咲(力を込めて脱がせようとしても脇のあたりで引っかかる。もどかしい気持ちにに感情が昂る)

咲(私はもっと、くろお姉ちゃんと触れ合いたいだけなのに、どうして―――)

咲(顔が、体が熱くなる。お姉ちゃんの両肩に手を置くと、ぐいっとこちらに体を向けさせる)

咲(触れれば壊れてしまいそうなほどに、儚く思えてしまうその存在。
  恐怖に打ち震える姿を目にした瞬間にはもう、私は彼女を押し倒し、その唇を奪っていた)



642 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 16:16:23.77 ID:LVG8n7BS0

玄「っ……!」

咲(初めてのキス……確か、こんな風に……)

玄「んんっ!?」

玄(な、なに、これっ……!? な、中で、うごっ……!)

玄「~~~っ!」

咲(私もくろお姉ちゃんに教えてあげたい……キスが、とっても気持ちいいことだってことを……)

咲(私じゃ出来ないかもしれない、気持ち悪いだけかもしれない。
  でも、それでも……くろお姉ちゃんに、この瞬間を……!)

咲「んっ……ん……!」



644 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 16:27:35.19 ID:LVG8n7BS0

―――――――

咲「はぁ……はぁ……はぁ……」

玄「ふぁ……ぁ……」

咲(とろけた表情で、くろお姉ちゃんは力なく虚空を見上げていた)

咲(瞳の焦点はどこにも合っていなくて、甘い息遣いだけが聞こえていて……)

玄「ぁ……ん、はぁ……」

咲(あぁ、すごくどきどきする……もう一度、あの中に入れて……絡めて……)

玄「……! ん、っ、だ、だめぇっ……! 咲ちゃん、だめ……!!」

咲「くろお姉ちゃん……?」

玄「こ、こんなの、ダメだよぉ……! 私たち、女の子と同士なのに、こ、こんなこと……!



648 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 16:39:33.43 ID:LVG8n7BS0

咲「……どうして、女の子同士だったらダメなの……?」



咲「好きって気持ちは一緒なのに、何も違わないのに、どうしてダメなの……?」

玄「っ……!」

咲「普通じゃないなんてこと、分かってる。おかしいってことも、知ってる。それでも! ……くろお姉ちゃんのこと、
  好きになっちゃったの……いっぱいいっぱい一緒にいたいし、いろんなことしたいの……」

咲「ねえ、おかしいの……? 私のくろお姉ちゃんに対する気持ちって、ダメなことなの……?
  私はくろお姉ちゃんを好きになっちゃいけないの……?」

玄「さ、咲、ちゃ……」

咲「ねえ、教えてよ……私、分からないよ……くろお姉ちゃんの気持ちも、自分の気持ちも、もう、何も……!」



655 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 16:51:37.09 ID:LVG8n7BS0

玄(ぽろぽろと涙を流す咲ちゃんを、ただ呆然と見つめることしか出来なかった)

玄(かける言葉が見つからず、咲ちゃんの問いに対する答えを紡ぐことも出来ず)

咲「……っ。ご、ごめんね、くろお姉ちゃん。わ、私、変なこと言っちゃって」

玄(ただ離れていく咲ちゃんを、辛そうに涙を拭う少女を、見つめることしか……)

咲「ほ、本当にごめんなさい、くろお姉ちゃん。も、もう、変なこと言わないからっ……
  二度と、こんなことしないから……だから、ひぐっ、これからも、仲の姉妹で―――」



659 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 17:05:56.95 ID:LVG8n7BS0

咲「く、くろ、おねえ……ちゃん?」

玄「……」

咲「ど、どうして? なんで、こんな……だ、だめ、だめだよ……だめだよって……!

咲「やっと、諦めようと思ったのに、諦められると思ったのにっ……!
  くろお姉ちゃんにこんなことされたら、私、わたしっ……!」

玄「ごめんなさい、咲ちゃん……私、咲ちゃんがこんなにも思い詰めてるなんて知らなくて、その……」

咲「くろ、お姉ちゃん……」



664 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 17:16:22.79 ID:LVG8n7BS0

玄「わ、私も咲ちゃんのこと好きだから!!」

咲「!」

玄「寝ている咲ちゃんに変なことしちゃうくらい、好きだから……
  同性とか姉妹とか、そんなの全部気にならないくらいに好きだから、だから……」

咲「くろお姉ちゃん……」

玄「もう、そんな悲しそうな顔しないで……? 泣かないで、咲ちゃん……」

玄「私、咲ちゃんのそんな顔、もう見たく無いよぉ……!」

咲「……ふふ、なんでくろお姉ちゃんが泣いちゃうのさ……」

咲「嬉しくて泣きそうなのは、私なのに……」



672 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 17:34:44.97 ID:LVG8n7BS0

玄「ごめんねぇ咲ちゃん……不安にさせて、本当にごめんねぇ……!」

咲「もう、泣かないで。くろお姉ちゃん……くろお姉ちゃんの気持ち、私、しっかり受け取ったから。
  もう、絶対に泣かないから」

咲「ね?」

玄「えぅぅ……咲ちゃぁん……!」

咲(それからくろお姉ちゃんは、私に抱きつきながらいっぱい泣いていました)

咲(人柄通り、涙もろいお姉ちゃんもすごく可愛い……)

咲(あともう少しだけ、してあげたいことがあるんだけど……どうしようかなぁ……)

咲(お姉ちゃんはもう十分に妹を堪能してくれたと思うけど……)

咲(私、どうしちゃったんだろう……なんで、こんな気持ちに……)



678 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 17:48:06.99 ID:LVG8n7BS0

玄「あ、雨、止んでる……」

咲(くろお姉ちゃん、すごく、えっちな格好……
  普通でも可愛いのに、水に濡れて、涙が目に滲んでる今は、とっても……)

玄「咲ちゃん? ぼーっとしてどうしたの?」

咲「っ、な、なんでもない。雨も止んだし、そろそろ移動する? 私はまだここにいてもいいけど」

玄「咲ちゃんが移動したいならそれでいいけど……私も、まだここにいたいかなぁ……」

咲「……そっか。じゃあ、もうちょっとだけゆっくりしよっか」

玄「うんっ」



679 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 17:48:12.70 ID:HHavjmqZ0
インマイドリーム



680 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 17:54:46.95 ID:0ukwfFUp0
赤い薔薇の花



682 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 18:01:39.96 ID:LVG8n7BS0

咲(私は……どうしたいんだろう)

咲(妹嬢としてくろお姉ちゃんと接するなら……もうこれ以上は必要ない)

咲(むしろ、これ以上はくろお姉ちゃんを傷つけてしまうかもしれない。
  くろお姉ちゃんは十分に満足してるはず、だから、これ以上は……)

咲(でも……)

玄「?」

咲「っ……」

咲(どうしよう……もしかしたら私、玄さんのこと、本当に……)



686 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 18:13:01.31 ID:LVG8n7BS0

玄「咲ちゃん?」

咲「……行こっか、くろお姉ちゃん。もう……時間だよ」

玄「え? あっ……」

咲「もう、駅まで付いていくくらいの時間しか残ってないけど……最後まで楽しもう?」

玄「……うん、そうだね」

咲「もう、そんな顔しないでくろお姉ちゃん! ほら、行くよ!」

玄「あっ、ちょ、咲ちゃっ……!」



咲(私がこの日学んだことは、妹嬢という仕事の本当の怖さだった)



690 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 18:24:25.67 ID:LVG8n7BS0

――――――

咲「くろお姉ちゃん、今日は本当にありがとう!」

玄「……」

咲「短い時間でも、くろお姉ちゃんの妹になれてすっごく楽しかったよ。また、いつか遊ぼうね!」

玄「……」

咲「……じゃあね、くろおねえ」

玄「ま、待ってください!」

咲「……」

玄「延長、できるんですよね……?」

咲「っ……!」

玄「わ、私、お金ならまだあります! だから、もう少しだけ―――」

咲「ダメだよ!」

玄「!」

咲「……ダメだよ。これ以上は」



694 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 18:31:58.65 ID:LVG8n7BS0

玄「ど、どうして……!」

咲「……これ以上は、私のためにも玄さんのためになりません……」

咲「玄さんはまだ高校生です……お金があると言っても、底は、知れてます……」

玄「そ、そんなのっ!」

咲「もし玄さんにお金があったとしても!」

咲「……私はこれ以上の延長はお断りします……」

玄「……!!」

咲「私は、まだまだ未熟者です……」

咲「これ以上貴女と一緒にいるのが……怖いんです」


咲「―――ごめんなさい」



699 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 18:35:21.44 ID:pWgliO+y0
玄ちゃんはホント危なっかしいな



703 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 18:48:37.14 ID:R/VmZOkW0
出来た子やな
妹嬢としては未熟だが思いやりの気持ちがある
これはすばら




706 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 18:54:15.22 ID:LVG8n7BS0

―――――――

久「おっかえりー。未来のNo1」

咲「やめてください」

久「あら、今回は随分と辛辣ね。暗い顔だし。嫌なことでもあった?」

咲「……」

久「その様子じゃ、この仕事がどういうものなのかを掴んできたって感じね」

久「二回目でそんなにも成長するなんて、本当に将来有望だわ」

咲「……」

久「……お給料、ここに置いておくから。それじゃ、議会行ってくるから戸締まりよろしくね」

咲「……部長」



714 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 19:02:24.14 ID:LVG8n7BS0

咲「短い間でしたけど、ありがとうございました」

咲「もう……このお仕事は二度としないです」

久「……そう。咲。これだけは覚えておきなさい」


久「貴女たちに救われている人がいるってことを」


終わり



719 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 19:04:25.01 ID:pWgliO+y0
乙すぎる
社畜、擬似社畜、どちらのSSも楽しく読ませてもらいました




723 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 19:07:10.40 ID:gvjF3aoQ0
後日談ガキニナルヨー!



724 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 19:07:41.80 ID:nsIfMZ8r0
乙カレー
でもてるてるへのプレゼント話と、クロチャーとの後日談も欲しいところ




729 名前: 忍法帖【Lv=25,xxxPT】 投稿日: 2012/07/03(火) 19:12:49.47 ID:mb4uX72O0
社畜出てこいオラッオラッ



730 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 19:13:15.45 ID:LVG8n7BS0
みなさん早い時間から本当にお疲れ様です。
ありがとうございました。




734 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 19:19:40.42 ID:aHNVNRni0

さて、社畜はよ




742 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 19:57:20.05 ID:Pp8VoThG0

久「次のお客さんが決まったわ」

咲「わ、私…」

久「場所はここね、時間は昼の11時から翌日の11時まで、じゃあ頑張ってね!」

咲「あの…」

久「いってらっしゃい」

咲「あ…」


咲「部長…強引だよ…はぁ…」とぼとぼ



744 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:02:16.58 ID:Pp8VoThG0

待ち合わせ場所

咲「うぅ…どんな人かなぁ…」

咲「緊張するよ…」

?「あ、あの…」

咲「ひゃ、ひゃいっ!」


社畜きたらやめるけど邪魔?



745 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:02:44.64 ID:2jh9z8nl0
続けたまえ



748 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:04:56.33 ID:Pp8VoThG0
じゃあ書く

お客様は?
>>753




749 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:05:54.58 ID:h3jatbDr0
カナちゃん



750 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:05:56.81 ID:y6hcnd8s0
シロさん



751 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:05:58.22 ID:ub1fN6AT0
小走先輩



752 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:05:58.95 ID:yB8dI4zQ0
ksk



753 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:06:04.73 ID:2jh9z8nl0
まさかのぶちょう



755 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:07:18.79 ID:gvjF3aoQ0
>>753
やればできるじゃん




757 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:10:52.05 ID:Pp8VoThG0

咲「って、部長じゃないですか」

久「き、今日はよろしくね」

咲「はい?」

久「じゃ、じゃあ行きましょうか」

咲「あの、何を言ってるんですか?私お客さんを…」

久「だから!私がお客様なのよ」

咲「え?」

久「お金は払うから」

咲「そういう問題じゃ…」

久「じゃあいいでしょー?」

咲「でも…」



758 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:11:51.52 ID:Qs8eq9av0
部長自ら研修か



759 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:12:14.87 ID:yB8dI4zQ0
経営者を接客とかドキドキだな



762 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:14:39.13 ID:Pp8VoThG0

久「なにが不満なのよ」

咲「このバイトを紹介してくれたのは部長じゃないですか」

久「私がサービスを受けてはいけないなんてルールはないわよ?」

咲「でもでも…」

久「たまには私だって妹が欲しいのよー」

咲「うー…」

久「お願い!咲!」

咲「…ですよ?」

久「え?」

咲「今回だけですよ!」



765 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:17:44.97 ID:Pp8VoThG0

久「きっまりー!じゃあ行こっか!咲!」

咲「あ、はい部長」

久「え?」

咲「え?」

久「いや、妹…」

咲「ダメですかね?」

久「当然ダメダメ」

咲「ダメダメですか?」

久「ダメダメダメよ」

咲「うぅ…わかりました」


咲「いこっ!お姉ちゃん!」ギュッ

久「むふっ」



768 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:21:47.77 ID:eP/LOZOr0
店側が入店したての女の子を味見するのは重要だ



770 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:22:25.85 ID:Pp8VoThG0

久「どこいく?」

咲「んー…お姉ちゃんはどこ行きたい?」

久「ちょっとお腹空いたかな、咲は?」

咲「うん、ちょっとお腹空いてるよ」

久「じゃあお勧めのイタリアンがあるから行きましょ」

咲「うんっ」

久「咲、ん」すっ

咲「うん」ぎゅう

久「恋人みたいね」

咲「///からかわないでください!」

久「あら、ごめんなさいね」



776 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:32:31.32 ID:Pp8VoThG0

レストラン

久「なんでも好きなもの食べなさい、おごるわ」

咲「そ、そんなのいいよ」アセアセ

久「妹に出させるほどひどい姉じゃないわよ?こういう時は甘えるものよ」

咲「わ、わかったよ」

咲「お姉ちゃんありがとう」ニコッ

久「い、良いのよ」ドキッ

咲「お姉ちゃん優しいね」

久「そんなことないわよ」なでなで

咲「んんっ…えへへ…」

久「ハァハァ」ダラー



781 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:37:28.62 ID:5rjl2Itd0
ほどほどこなれたおいしい時期の妹嬢に手を出すのが趣味の部長



785 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:39:42.55 ID:Pp8VoThG0

咲「お姉ちゃんごちそうさま」

久「美味しかった?」

咲「うん!とっても」

久「なら良かったわ」

咲「ねぇねぇお姉ちゃん、次はどうするの?」

久「うーん…買い物にでも行く?」

咲「お姉ちゃんが行くところならどこでも良いよ」

久「ホントに?」

咲「うん!」

久「それって演技とかじゃなくて?」ずい

咲「う、うん…」

久「そっか…ふーん…そっかぁ…」ニコニコ



788 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:46:26.97 ID:Pp8VoThG0

久「この服咲に似合うんじゃない?」

咲「ほんと?」

店員「よろしかったらご試着してくださいね」

久「あ、ありがとうございます」

店員「ご姉妹ですか?」

咲「はい!」

久「やっぱり見えますかねぇ!」

店員「仲良さそうで微笑ましいですね」

久「だって!咲!」

咲「お姉ちゃん大好きだからね♪」

久「えへへ…」

店員「あ、ちょっと失礼します…」

店員「あ、もしもし?壁殴り代行ですか?はい…はい…一時間コースで…あ、はい…ええ…」



793 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 20:53:52.56 ID:Pp8VoThG0

店員「すいませんでした。それで、ご試着されますか?」

久「着てみれば?きっと似合うわよ?」

咲「じゃあ着てみようかな…」

店員「それではこちらにどうぞ」

ーーーーー
ーーー


久「終わった?」

咲「う、うん」シャー

久「」

咲「ど、どうかな?」

久「…ジーザス…」

咲「お姉ちゃん?」

久「店員さん」

店員「はい?」

久「これ買います」



795 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 21:00:57.35 ID:Pp8VoThG0

咲「お姉ちゃん!?」

久「いいから!本当に似合ってるから!」

咲「でも…」

久「私が着て欲しいから買うんだから気にしないでね?」

咲「そ、それなら…ありがとう…」

久「素直でよろしい!」

店員「もしもし?壁殴り代行ですか?あの…30分延長でお願いします…はい、カードで…」

ーーーーー
ーーー




798 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 21:08:54.45 ID:Pp8VoThG0

咲「結局いっぱい買ってもらっちゃったよ…お姉ちゃんありがとうね?」

久「だから気にしないでよ。私が咲に着て欲しい、身に付けて欲しいだけなんだから」

咲「うん…」

久「あ、じゃあ代わりにちょっと行きたいところあるんだけど」

咲「あ、そこ行こう!お姉ちゃんの行きたいところ行こうよ!」

久「ありがとう…」なでなで

久「こっちよ…」すたすた

咲「あっ、待ってよ」



801 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 21:14:28.22 ID:Pp8VoThG0

久「着いたわ」

咲「うわぁ…すごい綺麗な建物だね!お城みたい…」

久「うふふ…気に入ってもらえたかしら?」

咲「うん!お姉ちゃん早く入ろうよ!」

久「ちょっと、急がなくても時間はたっぷりあるわよ?」



802 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 21:15:48.61 ID:917TfrJj0
おしろだと



805 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 21:19:02.42 ID:Qs8eq9av0
回るアトラクションとかミラーハウスがあるんですね



807 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 21:24:57.08 ID:Pp8VoThG0

咲「うわーすごーい!お姉ちゃん!ここすごいよ!」

久「咲はこういうところ初めて?」

咲「うん!お姉ちゃんは?」

久「実は私も初めてなのよ」

咲「ほんとにっ!?嬉しいな」

久(この子意味わかっていってるのかしら)



(管理人※こちらはここまで)



832 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 23:19:21.07 ID:LVG8n7BS0
まだ終わらせん



833 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 23:24:29.78 ID:SL5+Kdkz0
社畜でも疑似社畜でもいいからはよ書け



840 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 23:52:06.96 ID:LVG8n7BS0

久「咲、貴女にもう一度だけ妹嬢として働いて貰いたいのだけど、いいかしら」

咲「……部長、私、言いましたよね。もうそのお仕事は」

久「条件は明日の昼から夜まで。オプション等は一切なしで」

咲「私はもう、嫌なんです!! ……玄さんみたいな人たちが、偽物の私に惹かれる姿を見るのも、
  そんな人たちを本気で好きになってしまいそうな自分に戸惑うのも……もう、嫌なんです」

咲「……それに、明日はお姉ちゃんの誕生日です。だからもう」

久「宮永照」

咲「……えっ?」

久「それが今回のクライアントの名前。今さっき、指名が入ったわ」

咲「う、そ……」

久「引き受けるかどうかは貴女しだい。でも」

久「彼女は一日中待ち続けるでしょうね。メールで送られてきた待ち合わせ場所で、貴女を」

咲「う、うそ。嘘だよ、そんなの……な、なんで、お姉ちゃんが……どうして……」

久「……私からは以上よ。ここから先は私が関与するような部分じゃないから」

咲「……」

咲(お姉ちゃん……どうして……)



845 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 23:56:01.95 ID:LVG8n7BS0

―――――――――

咲(指定された待ち合わせ場所。三度目も同じ、そういうホテルの前だ)

咲(約束の時間の十分前には来たのに、お姉ちゃんはそこで本を読みながら私を待っていた)

照「……」

咲(私のお姉ちゃん。ずっと追いかけ続けていたその背中が目の前に―――)

咲「……宮永照さん、でよろしいでしょうか?」

照「うん。君が今日の私の相手をしてくれる子でいいのかな?」

咲「……はい、宮永咲、って言います。明日の朝まで、よろしくお願いします」

照「よろしく―――咲」

咲「……今日はどういった妹がお好みでしょうか?」

照「咲が一番接客しやすい妹像で私と触れ合ってくれたら、それでいい」

咲「……分かった。 時間いっぱいまでたくさん楽しもうね、お姉ちゃん」

照「……ええ」



847 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 23:56:28.81 ID:Qs8eq9av0
擬似社蓄編の続きか
期待④




849 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/03(火) 23:59:48.98 ID:LVG8n7BS0

――――――――

咲(一緒に歩き始めたのはいいものの、一体どうやってアプローチをかければいいのかがまったく分からなくて……)

咲(堪え難い沈黙が続いていた)

照「……」

咲(……私は、どうすればいいんだろう。
  妹嬢として接するべきなのか、お姉ちゃんの本当の妹として接するべきなのか……)

咲(……お姉ちゃんはきっと、妹嬢としての私を求めているんだろう。そうじゃないなら、わざわざこんなこと……)

咲(本当の私は、要らない、ってことだよね……)

咲(…………)

咲「お姉ちゃん、手、繋いでいい?」

照「……いいよ」

咲(お姉ちゃんと手、握ったのなんて……何年ぶりだろう……)

咲(どうしよう、たったこれだけのことなのに、こんなにもドキドキして……)



851 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:03:36.39 ID:1TFac8Jo0

照「ねえ咲」

咲「! な、なに? お姉ちゃん?」

照「どこか行きたいところはある?」

咲「っ、い、行きたいところ?」

咲(真っ先に頭に浮かんだのは、昔お姉ちゃんと一緒に行った、あの場所―――だけど……)

咲「……特には、無いかな。お姉ちゃんはどこかある?」

咲(……こんな偽物の私として、あの大切な場所には行きたくなかった)

照「……私も、特には無いかな。咲とこうやって街の中を歩くだけでも、満足だから」

咲「っ……」

咲(どうして、こんなにも涼しい顔で恥ずかしいこと言えるのかなぁ……)

咲(一人で色々考え込んでる私がばかみたいだよ……)



854 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:07:59.16 ID:Na6tF9Mr0

――――――――

咲(特にお店に入るわけでもなく、何かをするでもなく)

咲(お互いに手を繋いだまま、私たちは延々と街の中を歩いていた)

咲(妹嬢としての役割は頭から抜け落ちていた。お姉ちゃんの真意が聞きたい。ただ、そのことで頭がいっぱいだった)

咲(どうしてお姉ちゃんは、妹嬢としての私を求めたのか。ただ、そのことが……)

照「咲」

咲「……なに? お姉ちゃん」

照「咲は働いてるとき、いつもこんなにも無口なの?」

咲「……そんなことはないかな。普段、って言ってもまだ数回しかお仕事してないけど、いつもはもっと喋るよ」

照「……そう。私といるときだけなんだね。こんなにも無口なのは」

咲「……!!」



855 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:11:33.16 ID:1TFac8Jo0

照「咲はこのお仕事、これで何回目?」

咲「……三回目だよ」

照「そう。まだまだ駆け出しね」

咲「……お姉ちゃんは、このお仕事がどういうものなのか、知ってるの?」

照「ええ、多少は」

咲「キスしたり、えっちなことだって……するんだよ?」

照「……そう」

咲「……それだけ?」

照「……」

咲「私が知らない人とキスしたりえっちなことしたりしてても、何も思わないの……?」

照「……咲が自分から望んでしていることなら、私が口出しすることじゃないわ」

咲「っ……!」



862 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:16:38.29 ID:1TFac8Jo0

咲(……ああ、そうなんだ。お姉ちゃんにとって、私はたった、それっぽっちの存在なんだ……)

咲(好きの反対は嫌いじゃない。無関心。今のお姉ちゃんは、私に対して、何も……)

照「咲……?」

咲「……ごめん、お姉ちゃん。私、もう限界みたい……」

照「……」

咲「本当に、ごめんなさい。ちゃんとお仕事、出来なくて……。ちゃんとお金は返すから、だから……」

咲「……一人に、してくれるかな……」

照「っ……!」

咲「先に家、帰ってるね……!」

照「さ、咲っ……!」



864 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:20:36.72 ID:1TFac8Jo0

――――――――――

咲(私はただ、泣いていた)

咲(苦しくて、辛くて……悲しくて、おかしくて……)

咲(あんなにも頑張って、全国に行ってお姉ちゃんに会いにいったのに……)

咲(やっと、家族みんなで暮らせるようになったと思ったのに……)

咲(何も変わっていなかった)

咲(お姉ちゃんと私の関係は、あのときからずっと壊れたままで、あのときから今まで何も変わっていなくて……)

咲(私だけが浮かれていただけだった)

咲(何もかもが上手くいったと思い込んでいた、私だけが、ただ、ずっと……)



867 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:24:56.43 ID:1TFac8Jo0

咲「……ホント、馬鹿みたい。頑張って働いて、プレゼントだって買ったのに……渡す意味、ないんだもんね。」

咲「お姉ちゃんは、私のことなんて何とも思ってなくて……
  ひぐっ、むしろ、今でも避けられてるかもしれないんだから、あんなの、受け取ってくれるわけないよ……」

咲「私、今までずっと、何してたんだろう……」

咲「麻雀部に入ってから……ひぐっ、今まで、ずっと……!」

咲「うっ……ぐずっ、えぐっ……」

咲(負の感情に押しつぶされそうになって、もう何もかもが分からなくなっていた……そのときだった)

咲(部屋の扉が開く音がしたのは)



872 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:28:53.39 ID:1TFac8Jo0

照「……咲」

咲「……!」

照「……入っていい?」

咲「……一人にしてって、言ったよね……」

照「……嫌だ」

咲「!?」

照「妹が泣いているのに……一人になんて出来ない」

咲「……!!」



874 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:33:31.01 ID:1TFac8Jo0

咲「……出てって……」

照「……」

咲「……出てってよ……」

咲「お姉ちゃんは、私のことなんてどうでもいいんでしょ……?」

咲「お姉ちゃんに妹なんていないんでしょ……!?」

咲「出てってよ……! 早く出てっ」

照「咲」

咲「っ!?」



照「今までごめんなさい……」



877 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:39:26.96 ID:1TFac8Jo0

咲(お姉ちゃんに、抱きしめられた)

咲(何が起こっているのか分からなかった。頭の中は真っ白だった)

照「全部、私が悪いの……くだらないプライドのせいで、幼い貴女を傷つけて……」

照「今、この瞬間までちゃんと謝れなかったのも、私自身の本当の気持ちをちゃんと伝えなかったせいで、
  咲を不安にさせてしまったのも……全部私のせい。不器用で口下手な、私のせい」

照「ごめんなさい……咲……本当に、ごめんなさい……辛い思いをさせて、寂しい思いをさせて……本当に……」

咲「おねえ、ちゃん……」

咲(お姉ちゃんは涙を流しながら、何度も何度も私にそう言葉を紡ぎ続けた)

咲(感情の起伏が薄いはずのお姉ちゃんが、私だけに見せた本当の姿)

咲(私たちは、やっと本当の姉妹に戻れたような気がした)

咲(長い間すれ違っていた心が、ようやく通じ合った瞬間だった―――)



884 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:50:27.15 ID:1TFac8Jo0

――――――――

咲(またこんなホテルの前で……何かの決まりなのかなぁ)

咲(まあ、もう馴れたからいいけど……あ、あの人かな。今日は一体どんな人が……)

咲「……」



照「こんにちわ。君が今日の私の相手をしてくれる子でいいのかな」



咲「おねえ、ちゃん……」

照「ふふ、この前は色々あったせいで、あまり楽しめなかったから。今日はその埋め合わせ」

照「今日一日、いっぱい楽しもう? よろしくね、咲」


終わり



886 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:51:15.06 ID:zcR+P1KB0
乙!



890 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:52:14.55 ID:4QDKMjwk0
変態てるてるばっか見てると別人に見えるw

完走乙




896 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 00:53:55.46 ID:1TFac8Jo0
後日談的な感じだし、残りも少ないんで、あっさりした感じにしました
お疲れ様です。ありがとうございました




906 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 01:07:39.39 ID:oUjidNJO0
良かった!!すごく良い照咲だった!!
乙!!




909 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 01:12:40.70 ID:yTCgv5yP0
乙!
本編でも早く仲直りして欲しいね




910 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 01:14:55.46 ID:W0F6MGZm0
乙!楽しかったぞ



914 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 01:28:00.76 ID:oCKJHH/70
社畜のその後は・・・



921 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 01:49:46.05 ID:spNJ4Q6d0
乙!
めっちゃ楽しませてもらった




922 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/07/04(水) 01:55:24.44 ID:3aHJHnfY0
すばらです





http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341171248/
[ 2012/07/04 ] SS | TB(0) | CM(0)
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