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白望「エイスリンがダルい」



4 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 21:57:27.61 ID:7zs0eZz40

エイスリン「シロッ、オヒル、パンタベル!」

白望「今日は…他の人と約束あるから」

エイスリン「…シロ?」

白望「ごめん、じゃあ」

クラスメイト1「やっと小瀬川さんとお昼できるよ~」

クラスメイト2「でもいいの?エイスリンさんもいっしょに…」

白望「いい、行こう」テクテク

エイスリン「シロ…」



8 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:01:31.21 ID:7zs0eZz40

~部活~

塞「豊音、それロン!3900」

豊音「わっ、捲られちゃったよー」

胡桃「サエ、次はつぶす!もっかい!」

白望「ダルい…休憩入れよう」

ガラッ

エイスリン「ゴメンナサイデシタ、オクレマシタ」

白望「…」

胡桃「エイちゃん、遅いよ!」

エイスリン「…」カキカキ

塞「お、さっそく描いてる」

エイスリン「デキタ」パッ

白望「…」

胡桃「シロ解読しないの?」

エイスリン「…?」



9 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:06:31.42 ID:7zs0eZz40

塞「このくらいなら私でも分かるか。掃除当番代わってたのね…あれ!?有料でやったの!?」

エイスリン「ソーデシタ(シロ…?)」

豊音「エイスリンさん、ちょうど半荘終わったとこだよー」

塞「じゃ、私抜けるよ」

白望「いや、いい。ダルいし、わたし抜けるよ」

エイスリン「!…っ」

塞「そう?じゃエイちゃん入れて半荘で!」

豊音「次は負けないよー」

エイスリン「…」オロオロ

胡桃「エイちゃんどうかした?」

エイスリン「ナ、ナンデモデス」

白望「…」



11 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:12:48.86 ID:7zs0eZz40

~帰路~

塞「じゃ、私と胡桃こっちだから」

胡桃「また明日~」

白望「うん、明日ね」

エイスリン「サヨナラデス!シロ、イッショ!」

白望「…」

豊音「うわーん、私だけ帰り道違うからぼっちだよー」

エイスリン「…シロ?」

白望「エイスリン、ごめんけど今日は豊音を送るから」

エイスリン「…ッ、デ、デモ」

豊音「ほ、ほんとに!?すごく嬉しいよー」

白望「いつも1人じゃ可哀想だし、危ないから。ダルいけどたまには」

豊音「エイスリンさんがいいなら、わたしは嬉しいなー」



12 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:19:38.06 ID:7zs0eZz40

エイスリン「…ワ、ワタシ」

白望「エイスリン、わかるよね?」

エイスリン「…ワカリマシタ」

白望「じゃあ、帰ろう豊音」

豊音「うわー、初めて誰かに送ってもらえるよー」

白望「さよなら。エイスリン」

エイスリン「…ッ」ウルウル

豊音「じゃあねー、エイスリンさん。明日また会おうねー」テクテク

エイスリン「…」

エイスリン「……シロ、ナンデ、サケル?」ウル



15 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:22:40.21 ID:7zs0eZz40

~エイスリンの部屋~

エイスリン「シロ…」カキカキ

エイスリン「ヤサシクシテクレタ」

エイスリン「シロ…」カキカキ

エイスリン「マージャン、オシエテクレタ」

エイスリン「シロ…」カキカキ

エイスリン「ダイスキ…ナノニ」

エイスリン「ドウシテェ…?」ポロポロ



18 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:26:37.76 ID:7zs0eZz40

~白望の部屋~

白望「…まずい」

白望「エイスリンがダル過ぎる」

白望「なんであんな…」

白望「可愛いんだ?」

白望「変だけど、完全に好きになってしまった」

白望「一生懸命想いを伝えようとしてるところとか本当にダルい」

白望「パネルに描いた絵、なんで最初にわたしに見せてくるんだよ。あんなに目を輝かせて」

白望「…独り言ダルい」

白望(とりあえず、エイスリンは大事だから変な感情向けたらダメ)

白望(あまり仲良くしすぎないようにしよう)

白望(若干不自然に距離をおいてしまうことになるけど仕方がない)

白望(はぁ…)



21 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:32:09.86 ID:7zs0eZz40

~数日経って~

塞「シロがなんかおかしい」

塞「エイちゃんもなんかおかしい」

塞「…部室で独り言いってる私もおかしいっちゃおかしい」

塞「でも絶対なんか変わったよ、あの2人」

塞「あんまりいい風にはなってないみたいだけど…」

ガチャ

白望「なに1人で喋ってるの?」

塞「な、オカン!部室に入る時はノックしろっていっただろぉがよっ!」

白望「突っ込むのダルい」

塞「ひどっ!ってそんなことは置いといて」

白望「?」



24 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:37:31.76 ID:7zs0eZz40

塞「シロ、エイちゃんと何かあった?」

白望「…」

塞「やっぱり…ケンカ?あんなに大事にしてたのに。いつもエイスリン、エイスリンって」

白望「そんなんじゃ、ない」

塞「そうなの?なんにせよ、あんまりエイちゃん悲しませないようにね」

白望「…わかってる」

塞(これは、チャンスと思っていいのよね)

塞(今まであんまり2人がイチャイチャしてるから、割って入る余地なんてなかったけど)

塞(私だってシロのこと…)

塞(そのためにまずは)

塞「シロ、胡桃や豊音には気づかれないようにしなさいよ」

白望「なんで?」

塞「私は平気だけど、あの2人はたぶんに変な振る舞いになるから。ギクシャクが全体に広がる」

白望「わかった、気をつける」



27 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:41:01.28 ID:7zs0eZz40

塞(ふぅ…これで胡桃と豊音が気づくのを遅らせられる)

塞(あの2人も、エイちゃんがいたから諦めてたけど)

塞(このチャンスを知ったらまたシロを狙ってくるに違いない)

塞(私が…シロをものにするんだ!)



29 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:46:28.76 ID:7zs0eZz40

~次の日教室~

エイスリン「ナイテモ、ショウガナイ」

エイスリン「シロ、スキ!」フンスッ

エイスリン「オベント、ツクッタ!シロヨロコブ」キラキラ

クラスメイト1「あ、小瀬川さん。おはよー」

白望「おはよ」

エイスリン「シロ、シロッ、オハヨウゴザイマス!」

白望「はよ」



31 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:51:56.54 ID:7zs0eZz40

エイスリン「…」カキカキ

白望「…」

エイスリン「デキタ」パッ

白望(お昼は一緒に…お弁当?作ってきたのかな。でも)

白望「…ごめん、ちょっと何が伝えたいのかわかんない」

エイスリン「…ッ、エト、ソノ」アセアセ

白望「もうホームルームだから。席もどろう?」

エイスリン「シロ…」



34 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 22:58:30.07 ID:7zs0eZz40

~昼休み~

エイスリン「シ、シロ…?」

白望「なに?」

エイスリン「アノアノ、オベント

塞「シロー、お昼にしよ!」

白望「塞、珍しい。クラス違うのに」

塞「それがね~、朝お弁当のおかず作り過ぎたから。2つお弁当できちゃったんだよね」

エイスリン「…!」

塞「だから、いつもパンばっかりのシロに食べて貰おうかなって」

白望「…」

白望(ごめん、エイスリン)

白望「そう。ありがと、いただきます」

エイスリン「シ、シロ?ワタシモ…」



35 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:02:58.74 ID:7zs0eZz40

塞「それと、エイちゃん。ごめんけど今日はシロと2人にしてもらえるかな?」

エイスリン「アノ…デモ…」

塞「どうしても、2人で話したいことがあるんだ」

白望「?」

エイスリン「…オベント」

白望(まぁ、これでエイスリンと距離おけるか)

白望「エイスリン、そういうことらしいから。ごめん」

エイスリン「…」トボトボ

塞(な、なんとか塞いだけど…)

塞「…可哀想なことしたな、エイちゃんに後で謝ろう」



37 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:06:05.26 ID:7zs0eZz40

白望「話したいことってなに、塞」

塞「あ~、それなんだけど。あるというか無いというか」

塞「シロ、今はエイちゃんとうまくいってないみたいだから、余計だった?」

白望「そう…ごめん、気をつかわせて」

塞「いいよ、別に。あ!でもお弁当はちゃんとあるから、安心してっ」

白望「ありがと、塞」

塞「じゃ、部室にでもいこっか。誰もいないし静かにお昼できるよ」

白望「うん」



エイスリン(オベント…)



38 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:09:50.05 ID:7zs0eZz40

~部室~

塞「…で、よ」

白望「ん?」モグモグ

塞「シロってエイちゃんのこと好きでしょ?」

白望「…!?ぅがっ!ごほぉ!!ごっほぉ!?な、なにげほっ」

塞「うわ!ちょっ、チャーハン顔に…!」

白望「いきなりなに!」

塞「そんな…驚かれたことに驚くわ」

白望「なんでエイスリンのことす、すきとか…っ」



40 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:12:53.04 ID:7zs0eZz40

塞「いやいやいや、シロさんや。もしかして気づかれてないと思ってたの?」

白望「違うから、べつに

塞「ちなみに胡桃と豊音も気づいてる。ぼっちじゃないよー」

塞「前まであんなエイスリンエイスリンってご執心だったじゃない」

塞「誰が見てもバレバレだから」

白望「」

塞「まぁそれは置いといて」

白望「待って置かないで」

塞「あーもう…塞ぐよ?」

白望「」



43 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:17:55.54 ID:7zs0eZz40

塞「それで、私なりにシロとエイちゃんどうなってんのか推測して見たんだけど」

塞「エイちゃん別に普通というか、シロシロ~って感じだし」

白望「…」

塞「もしかして、シロが一方的に避けてる?」

白望「別に…避けては」

塞「…そ」

塞「エイちゃんが大事なんだ。傷つけたくないから触れもしないと」

白望「…」

白望「女同士とか、世間的にダルいし」

塞「あ、好きなの認めた(知ってたけど明言されるとショック…)」

白望「もしそんな関係になって、エイスリンが他人に変な目で見られたら」

白望「最悪にダルい」

塞「…ふーん」



44 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:21:24.12 ID:7zs0eZz40

白望「だから間違ってもそうならないよう、距離を置いてる」

白望「それ以前に…エイスリンだってこんな感情向けられても気持ち悪いだろうし」

塞「でもなんで急に距離置いたの?」

白望「それは…エイスリンのことす、す、すきって気持ちは最近になって…気づいたから」

塞「なるほどね。じゃあ、不自然にエイちゃんを避けるよりいい方法があるよ」

白望「?」



46 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:24:18.98 ID:7zs0eZz40

~部活~

胡桃「シロとサエどしたの?そんなあらたまって。部活前の充電したい…」

豊音「なんか手つないでる、ちょーうけるね!」

エイスリン「ハワワ…」

塞「えっと、みんなには言っておきたくて。私とシロ、付き合うことになったから」

胡豊エ「…!?」

白望「ダルいけど、そういうことだから」

塞「ちょ、ダルいとかいうなっ」

胡桃「シロ、ほんとに?サエと付き合ってるの?(エイちゃんじゃなくて?)」

白望「あ、えと、まあ」

豊音「ちょっと、というかかなりビックリだよ…そっかー(エイスリンさん動揺しまくりだよー)」

エイスリン「…ッッ」

塞「まぁそれだけなんだけど、一応部活内恋愛だし。女同士で変だけど、報告だけはしようかと」



49 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:34:41.10 ID:7zs0eZz40

胡桃「うーん、サエにとられたかぁ」

豊音「ダークホース過ぎだよー」

白望「??」

塞「ダメ…かな?」

胡桃「サエ、つぶす!…なんて流石に言わないよ。そういうことならおめでとうするし!」

豊音「わたしは追っかけたいところだけど、やっぱ無理かなー。羨ましいけどわたしも嬉しいよー」

エイスリン「…」

白望「エ、エイスリンは?」

エイスリン「…」カキカキ

エイスリン「デ、デキタ…」パッ

白望(ハートの中に…塞とわたし)

エイスリン「…」ウル

エイスリン「オメデトウ!」ポロポロ



52 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:42:29.04 ID:7zs0eZz40

~お昼の部室~

白望「塞と付き合う?」

塞「まぁ形だけね。そういう関係って公言しちゃえば、何かと私と2人になれるでしょ」

塞「今みたいに不自然に避けてエイちゃん傷つけるより、無理なく距離を置けると思んだけど(エイちゃんごめん!)」

白望「なるほど」

塞「この案賛成?」

白望「賛成」

塞(いよっしゃーーーーっ!!!仮初めとはいえシロと、シロと…!)

白望「ごめん、いろいろ世話させて」

塞「ま、友達だしね。考えまとまったらエイちゃんとはちゃんと折り合い付けなよ」

白望「わかった」



54 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:46:56.31 ID:7zs0eZz40

塞(…でもこれってつまりエイちゃんは大事だけど、私ならいいかってことよね。まだなんも前進してない)

塞(それでも、シロと恋人ごっこしてる内に色々アプローチして…)

塞(がんばるぞ!)キラキラ

白望「チャーハンおいしごほっ!げほぉ!」

塞「なんで私に向かって噴き出すの!?」



55 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:50:46.82 ID:7zs0eZz40

~数日後~

クラスメイト1「お昼だー!」

クラスメイト2「やっとだねー。あ、小瀬川さんいっしょにお昼しよ?」

白望「ごめん、今日も約束あるから」

クラスメイト2「くぅー、また振られたか~」

エイスリン「シロ…」

白望「塞がまたお弁当作ってくれたから」

エイスリン「ハイ…」

塞「おっすシロ、エイちゃんも!お昼にしよ。今日もお弁当つくってきたんだから!」

白望「うん、昨日のもおいしかったし。期待してる」

塞「天気もいいし、屋上行こうよ」

エイスリン(シロ…ショウガナイ、フタリハコイビト)ショボン

クラスメイト1「エイスリンさんは、いっしょに食べない?」

エイスリン「ア…」



56 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:53:20.32 ID:7zs0eZz40

エイスリン「…アノ、イッショシタイデス」

クラスメイト1「うんうん!いいよ!」

クラスメイト2「わたしエイスリンさんとお昼過ごしてみたかったんだ~」

白望(エイスリン、元気ない。まだ避けてると思われてるのかな)



58 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/02(木) 23:58:13.54 ID:7zs0eZz40

~さらに数日後~

白望(あれから塞とは恋人同士ってことでよく2人でいるけど)

白望(エイスリンは部活でもクラスでも元気がない。無理して普通に振舞おうとしてはいるけど)

白望(もう…わたしも、ごまかせないよなぁ)

白望(エイスリンの悲しそうな顔、これ以上は…)

塞「シロ、聞いてる?」

白望「?」

塞「もう!…この間行ったカフェ、いまカップルでいくと全品二割引きなんだって」

白望「…」

塞「シロ…?」



60 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:07:47.54 ID:DoCnDjDi0

白望「それより塞の家に行きたい」

塞「へっ?わ、わたしのって…ええぇ!?」

白望「どうしても塞と2人になりたい。誰にも邪魔されないところで。うちは今日来客無理だから、塞の家」

塞「そそそんな、いきなりなんてっ、心の準備ががが(そりゃこの数日がんばってアプローチしたけども!)」

白望「お願い」キリリッ

塞「~~っ」

塞「は、はい」ポワァ



62 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:13:37.76 ID:DoCnDjDi0

~塞の部屋~

塞「…」ソワソワ

白望「聞いてほしいことがある」ズイッ

塞「はははいぃっ!」

白望「塞、わたしと…」

塞(わたしと、わたしと何!?もしかして本当に付き合ってなんて!??)

塞(それとも…え、えっちぃことしてとかあばばば)

白望「わたしと…別れて欲しい」

塞「…へっ?」

白望「少しの間とはいえ、こんなことに付き合わせて本当にごめん」

塞「え、え、えっと」

白望「でもやっぱりエイスリンとちゃんと向き合わないとって」

白望「傷つけたくないとか言ってごまかしてきたけど、結局わたしは怖かっただけなんだって気づいたんだ」

塞「…」



64 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:20:28.48 ID:DoCnDjDi0

白望「このままじゃだめだって、怖いけど向き合おうって。ずっと元気のないエイスリンを見てやっとだけど、決心できた」

白望「だから、塞」

塞「…そっか、うん。シロ、よかったね、やっと気づけたんだ」

塞「…気づいちゃったんだね」

白望「本当に、なんてお礼したらいいかわからないけど、いつか恩を返すから」

塞「…じゃあさ」

塞「それ今、返してもらおうかな」



65 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:23:37.72 ID:DoCnDjDi0

塞「シロ…」グッ

白望「きゃ!?」ドサッ

塞「きゃっ、だって。可愛い声出せるんだねシロ」

白望「な、なに?やっぱり迷惑かけたから怒って…」

塞「はは、シロは私のことなんか見てないんだね。わかっていたことだけど」

白望「どういう…」

塞「これでも」ギュッ

白望「…!」

塞「まだわかんない?」ドキドキ

白望「塞…」



70 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:27:04.89 ID:DoCnDjDi0

塞「いつもだよ。シロといる時はいつもこんなにドキドキしてるんだ」

塞「仮初めだけど。恋人になってからは特に、胸が痛くなるくらいにこうなっちゃうんだ」

塞「恋人ごっこのことは別にいいよ、気にしないで。でも…」

白望「…」

塞「私をこんなにした責任、取ってくれるよね?」



72 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:33:23.16 ID:DoCnDjDi0

白望「…わたしは」

白望「塞の気持ちも考えないで、ずっと…」

塞「だからそれはいいよ。私だってシロのこと狙ってそうしたんだから。ほしい代償は別」

塞「シロのこと好きで好きでたまらなくて、他のこと何も考えられなくしたことに対してだよ」

塞「シロが、欲しいの…」プチプチ

白望「ぅあ、」ウル

塞「綺麗だよ、シロ…」

白望「エ…リン…」フルフル

塞(…なに、してるんだろ。こんなことしても誰も幸せになれないのに)

塞(まるで駄々っ子ね、欲しいものが手に入らなくて泣いてるだけだ私)

塞「…なんて、ね」

白望「?」



73 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:36:39.66 ID:DoCnDjDi0

塞「冗談だよ。シロ、泣いちゃうなんて思わなかった。ごめんね」

白望「あっ」ゴシゴシ

白望「冗談って、すごくびっくりした」

塞「でも、私の気持ちは本当だから」

白望「…うん」

塞「だけどシロはエイちゃんのことを1番大事に想ってるんでしょ?」

白望「…ごめん」

塞「はぁ~、だめかぁ。まぁ恋人ごっこしてる時点でうすうすわかってはいたつもりだけど」

塞「…シロ」

白望「うん」



75 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:39:26.17 ID:DoCnDjDi0

塞「私を振るからにはちゃんと怖がらずに、エイちゃんに気持ちぶつけるのよ?」

白望「わかってる。ありがとう」

塞「ほんと、世話が、ひぐっ、あ、だめだ、ぐすっ」

塞「やっぱり…悲しいよぅ」ポロポロ

白望「塞…ごめんね」

塞「…」

塞「ちょっとだけ、抱きついてていい?」

白望「うん」

塞「ダルくない?」

白望「ダルくないよ」

塞「ふふっ」ギュー



76 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:43:02.54 ID:DoCnDjDi0

~教室~

白望(エイスリンもう来てる、いつも早いな)

白望「おはよ、エイスリン」

エイスリン「シロ、オ、オハヨウゴザイマス」

白望「エイスリン、今日昼ご飯いっしょに食べない?」

エイスリン「エト…キョウハ、ホカノコト、ヤクソクデス」

白望「話したいことがあるんだけど」

エイスリン「デ、デモ、ゴメンナサイデスッ!」タタタッ

白望「あ…」



79 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:47:08.71 ID:DoCnDjDi0

~部活終わり~

胡桃「ぐぬぬ、やっぱトヨネは強いね。今日もトップか~」

豊音「わーい」

塞「くそー、やっぱリーチは無謀だったか~」



白望「えっと…エイスリン、これからいっしょに帰れる?」

エイスリン「…」カキカキ

エイスリン「デキタ」パッ

白望「えっと、用事があるからキックボードで帰る。キックボード!?」

白望「で、でも少しだけ話が」



81 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:49:29.00 ID:DoCnDjDi0

エイスリン「ジカンデスタイヘン!サヨナラデスッ」ダッ、ガツン、ダダーッ

白望「」ガーン

胡桃「あれ?エイちゃん1人でかえっちゃったよ、キックボードで」

豊音「引き戸なのに突っ込んでおもいっきりぶつかってたねー」

白望「…」ズーン

塞「…ほんと、世話焼けるわ」



84 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:52:27.58 ID:DoCnDjDi0

塞「あ~…胡桃、豊音。ごめんけど先に帰っててくれる?私はシロとちょっとやることがあるから」

白望「」ドーン

胡桃「…?そんなの言わなくっても、最近ずっとそうしてたじゃん」

塞「あ、あれ、そうだっけ」

豊音「そうだよー、ラブラブなふたりはいつも何してるんでしょうねー、とかとか!」

塞「と、とにかく!そういうことだから、明日また会いましょ?」

胡桃「うん!じゃね、サエ、シロ」

白望「」サァー

豊音「シロ、何かわかんないけど真っ白になっててちょーうけるね!じゃあねー」

バタン



86 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 00:57:21.03 ID:DoCnDjDi0

塞「さて…おいシロ、しーーろーー」パンパン

白望「あ…あぁ、何?ん、みんなどこいったの?」

塞「今さっき帰ったっての!ホントにどんだけショック受けてんのよ」

白望「だってエイスリンが…」

塞「おもいっきり逃げられてたわね、キックボードで」

白望「」

塞「はいはい、いちいち落ち込まない。だいたいシロだって昨日まではエイちゃんから逃げてたんだから」

白望「そうだった。エイスリン、こんなに辛い思いをしてたんだ」

塞「私も加担したけど、ひどい話よね(しかもどう見たってエイちゃんもシロのこと好きだし。よく何日も我慢したよ…)」

白望「うぅ…でもエイスリン、なんで避けるんだろう」

塞「まぁ、私たちに気を使ってるってのはあるんじゃない?まだ恋人ごっこのことはみんなにも言ってないし」

白望「そうか」



89 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:02:33.06 ID:DoCnDjDi0

塞「でも1番の原因はたぶん…シロに避けられてたショックで、エイちゃんの中にトラウマができてるんじゃないかな」

白望「トラウマ…事故とかの後に残る?」

塞「そうそれ。つまり、シロの近くに行く→避けられる→すごい悲しい→あれ?シロのこと思い出すとツライ…→じゃあシロに近づかない!…みたいな」

白望「あわわわわ」

塞「まぁ落ち着きなって。とにかくエイちゃんと話してシロの本当の気持ちを伝えれば、少なくとも嫌われて避けられてたわけじゃないって伝わるでしょ?」

白望「でもさっきみたいに強引に逃げられるし」

塞「…パフェを」

白望「な、なに?」



92 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:05:10.04 ID:DoCnDjDi0

塞「この間行ったカフェ、二割引のとこ。あの店のパフェおごって」

塞「おごってくれたら、私がなんとか2人で話せるシチュ作ってあげる」

白望「でも、何から何まで…悪い」

塞「いんだって、私はパフェ食べられればそれが1番いいんだから。この案、賛成でしょ?」

白望「…さ、賛成です」

塞「よし。その代わりカップルとしては行かないから、二割引じゃないよ!」

白望「うん、本当にありがとうね」

塞「じゃ、じゃあちょっと時間ちょうだい!プラン練るから、そうね。3日後には実行できるようにするわ」

白望「わかった」

塞「その間もエイちゃんにアタックするのよ?避けられても腑抜けないこと!」

白望「わかった、がんばる」

塞「じゃ、今日はもう帰ろ」

白望「うん。ありがとう、塞」



98 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:21:33.60 ID:DoCnDjDi0

~3日後の昼休み~

白望「」ポケー

塞「シロー、おーい」

白望「」ポッケー

塞「返事がない、ただの…じゃなくて。あまりにエイちゃんに構ってもらえなくて頭のネジが飛んだのね」

塞「…あ、エイちゃんが知らない娘に言い寄られてる」

白望「どこ?もう姿は見当たらないけど、どんな出で立ちだった?」キリリッ

塞(くそー、やっぱエイちゃん羨ましい)

塞「ごめん見間違いだったみたい。ところで、例のことの算段がついたから」

白望「ほんと?ありがとう。わたしはどうすればいい?」

塞「今日の部活のあとだけど、みんなが帰ってからしばらくしたら部室に戻ってきて」



99 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:22:32.89 ID:DoCnDjDi0

白望「それだけ?この三日の間、十四回も逃げられたのに大丈夫かな」

塞「うわぁ…」

白望「え、うわぁって…」

塞「いや、リアルに避けられててなんか。まぁ二人きりにはしてあげるから大丈夫」

白望「わかった、がんばる」



103 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:27:02.30 ID:DoCnDjDi0

~部活後~

白望「…」ゴクリ

白望「部活終わって30分経つし、そろそろ部室にもどってみよう」

白望「…」テクテク

白望「着いたけど、部室のドアを開けるのにこんなに緊張するとは」

白望「よし…」ガチャ

エイスリン「ンーッ!ンーッーッ!」モガモガ

白望「あ、ちゃんとエイスリンいる…ってなにこれ!?」

エイスリン「ン!ンンーーッ!」

白望「エイスリンが口を塞がれた上に目隠しをされイスに縛られて!?(なぜか説明してしまった)」



105 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:31:31.73 ID:DoCnDjDi0

白望「す、すぐに助けるから!まずは口のテープを…よし!(塞、2人きりにって…力技で塞ぐってこと!?)」

エイスリン「ダ、ダレ!?コワイ、シロ、シロー!」

白望「えっ」

エイスリン「タスケテェ…シロ」ウルウル

白望「…大丈夫、わたしだよ。目隠し外すから」

エイスリン「!」

白望「縄も…ほらもう大丈夫」

エイスリン「シロッ」ギュウ



107 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:35:15.37 ID:DoCnDjDi0

白望「ごめんね、遅くなって。本当におそくって」ナデナデ

エイスリン「ウウン、キテクレタ」

白望「違うんだ。今までエイスリンから逃げてたことだよ」

エイスリン「ソレハ…カナシカッタ」

白望「そうだよね…」

エイスリン「ホントハ、ワタシモ、チョットサケタカモ…」

白望「そうさせたのはわたし…エイスリンを失いたくなくて逃げたから」

エイスリン「ウシナウ?」

白望「わ、わたしは…」



108 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:37:30.23 ID:DoCnDjDi0

白望「わたしは…エイスリンが好きなんだ」

エイスリン「!」

エイスリン「デモ、シロ…サエ」

白望「あれは…嘘で」

エイスリン「ウソ?」

白望「わたしと塞が付き合う振りしてずっと一緒にいる。エイスリンから逃げるための…酷い口実」



109 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:41:16.33 ID:DoCnDjDi0

白望「わたしは」

白望「エイスリンが麻雀部に入って一緒に過ごすうちに、何時の間にか」

白望「わたしなんかと違って麻雀を覚えるのにも、自分の気持ちを伝えるのにも一生懸命なエイスリンの姿に惹かれたんだ」

白望「自分に1番足りないものを持ってた、輝いてた」

白望「ダルいのとかそんなのどうでも良くなるくらい憧れて」

白望「気がついたらいつもエイスリンのこと考えてた」

エイスリン「…」



112 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:43:44.30 ID:DoCnDjDi0

白望「それから、これが恋なんだって気づいて。それで、気持ち悪がられるんじゃないか」

白望「…拒絶されるんじゃないか」

白望「この気持ちはエイスリンを苦しめるんじゃないか。そんなことでいっぱいになって」

白望「それからわたしは逃げたんだ。1番大切に想ってた人から」

エイスリン「シロ…」

白望「でもそうしてたら、その人のことをいっぱい傷つけた(塞にも…)」

白望「だからもう逃げずに言うよ」

白望「エイスリン…」

白望「あなたが好きです。」

エイスリン「…」

エイスリン「…ワ、ワタシ」

白望「うん」ドキ



113 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:48:13.58 ID:DoCnDjDi0

エイスリン「ワタシモ、シロ…スキ」

白望「…ほんと?気を使わなくてもいいよ。女同士なんて普通じゃないし」

エイスリン「チガウッ、スキ!」

白望「…!」

エイスリン「ワタシ、ヒトリデナニモデキナイ」

エイスリン「デモシロ、マージャンブ、サソッテクレテ」

エイスリン「ミンナニモアワセテクレタ」

エイスリン「ニホンゴモ、イッパイオシエテクレテ」

エイスリン「イツモ…タスケテクレタ」

エイスリン「シロ、ソバニイテホシイ…」

エイスリン「ダイスキデス」

白望「…」カァ

白望「…はい。わたしでいいなら」

白望「ずっと側にいさせて…」



120 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:51:35.93 ID:DoCnDjDi0

~部室外~

胡桃「うわぁ~、くっついちゃったよ!どうするどうする!?これから充電できなくないこれ!?」

豊音「ここは追っかけ告白してみる、とかとか!!」

塞「こらこら、やめときなさいって。あの2人見てみなさいよ、あのラブを!」

胡桃「うるさい、そこ!裏でシロと恋人ごっこなんてしてた人が!」

豊音「そーだそーだー!ずるいぞー!」

塞「ごめんって、ほんとそれは。でもありがとね、この作戦手伝ってくれて」

胡桃「まさか私が抱きついてる間に」

豊音「私が背後から手刀で眠らせて」

塞「私が目隠しetcを施すなんて作戦なんて…」

塞「なんでうまくいったんだか」



121 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 01:53:49.57 ID:DoCnDjDi0

胡桃「でもエイちゃん良かったね、最近シロとうまくいってなかったし」

塞「あ、気づいてたの?」

胡桃「当然!」

豊音「いろいろ作戦練ってたら、誰かさんに全部持ってかれたけどねー」

塞「は、はは…まぁシロにはエイちゃんしかいないって分からされただけなんだけどね」

胡桃「それはもう納得するしかないよね~」

豊音「それより手伝ったお礼…とかとか!」

塞「ふふ…それは心配しないで!駅前のカフェのパフェなんでも奢るわ!」

胡桃豊音「おお~!」



124 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/08/03(金) 02:02:04.56 ID:DoCnDjDi0

白望「好きだよエイスリン…」

エイスリン「シロ、スキ」


数日後、白望の財布からは三人の友人と一人の恋人の分のパフェ代が消えていったとさ




白望「エイスリンがダルい」

おわり





http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343911797/
[ 2012/10/23 ] SS | TB(0) | CM(0)
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