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鹿倉胡桃「姫松のあの人が気になるなんて…馬鹿みたい」



7 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 19:07:00.60 ID:v6J3y/6L0

――インハイ準決勝前――

胡桃(……なんてね、そんなことあるわけないよ)ハァ

胡桃(ホント馬鹿みたい)トコトコ

洋榎「お? そこにおるんは宮守の……なんやっけ」

胡桃「!?」ビクッ

洋榎「あぁ、確か鹿倉胡桃いうたか。お前も清澄を応援に来たん?」

胡桃(名前覚えててくれた……って清澄?)

洋榎「なんやその様子やと違うみたいやな」

胡桃「当たり前でしょ? 私達清澄に負けたんだよ?」

洋榎「だからこそや。自分を負かしたチームには優勝してもらわな割にあわへんやろ」

胡桃(馬鹿みたい……)



13 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 19:19:43.71 ID:v6J3y/6L0

洋榎「あんた今日の予定は?」

胡桃「いきなり何言ってるの!?」

洋榎「予定がないんやったら一緒に清澄の応援に行くで!」

洋榎「本場大阪仕込みの応援を見せたる!!」

胡桃「うるさいそこ!」

洋榎「うぇ? すんません……」

胡桃「全くこんな往来で大声出すとか信じられない」ハァ

胡桃「なんで暇な時にこんな人と会っちゃったんだろう……」ブツブツ

洋榎「やっぱり暇なんやな!? せやったらさっさと行くで!」グイグイ

胡桃「ちょっ、急にひっぱらないでよ」グイグイ

胡桃(でもなんか嬉しいかも……って自分が気持ち悪い!)



19 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 19:34:32.54 ID:v6J3y/6L0

洋榎「清澄の試合が中継されとるんはここやな」

胡桃「……わざわざ会場まで来なくてもよかったんじゃない?」

胡桃「姫松が泊ってるところにもテレビぐらいあるでしょ」

洋榎「わかっとらんな。こういうのは気持ちの問題や」

洋榎「それにホテルでひとりっきりいうんも詰まらんからな」

胡桃「? 他のメンバーはどうしたの」

洋榎「恭子……あー、ウチの大将が傷心みたいでな?」

洋榎「元気づけるために観光に行ったんや」

胡桃「ふーん、なんであなたは一緒に行かなかったの?」

洋榎「……ウチがおると邪魔やって絹に言われてん」ズーン

胡桃(めちゃくちゃ落ち込んでる……)

洋榎「ま、そのおかげであんたに会えたからよしとするか」ケロッ

胡桃(立ち直り早っ)



22 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 19:42:13.13 ID:v6J3y/6L0

胡桃(? 今さっき変なこと言われなかった……?)

洋榎「お、あそこにちょうど二人分席があいとるやん」

洋榎「他のやつにとられる前に急ぐで」グイグイ

胡桃「だから引っ張らないでって言ったでしょ!」

洋榎「あ、すまん」パッ

洋榎「昔から絹の事ひっぱっとったせいか癖になってんねん」

胡桃「……そういうことなら今回はいいけど」

洋榎「……おぉ」

胡桃「? どうしたの呆けた顔して」

洋榎「いや、あんたの事やからキツイこと言われるおもとったからな。ちょっと拍子抜けというか」

胡桃「何それ、馬鹿みたい」

洋榎「それやそれ。やっぱりそうでないと張り合いないもんなぁ!」

胡桃「……ハァ」



25 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 19:50:54.13 ID:v6J3y/6L0

洋榎「よし、席は確保できたな」

胡桃(なんかこの席やたらと近い気がする……)

洋榎「先鋒戦が始まるまでもうちょいあるなぁ」

洋榎「なんか飲みたいもんあるか? 奢るで」

胡桃「いや、別に喉渇いてないけど……」

洋榎「せやったら食いもんとか」

胡桃「そもそもここは飲み物以外持ち込み禁止じゃなかったっけ」

洋榎「あー、そういえばそうやな」

胡桃「だいたいいきなり奢るとか、どういう風の吹きまわし?」

洋榎「いや、無理言って付き合わせたんやからタダで返したら大阪人の名がなくやろ?」

胡桃「…………」

洋榎「……ごめんなさい」

胡桃「謝らなくてもいいけど、無理やり連れて来た自覚はあるんだね」



26 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 19:58:38.94 ID:v6J3y/6L0

洋榎「あー、どうしても嫌やったら帰ってもええで?」

洋榎「そういえば今日のあんたの用事聞いてなかったし」

胡桃(……どうしようかな)

洋榎「……やっぱり駄目なん?」

胡桃「……いいよ、今日一日付き合ってあげる」

胡桃「個人戦にでるシロ達の為のデータ収集にもなるし」

洋榎「ホンマか!?」パァァ

胡桃(うわ、すごいいい笑顔)ドキドキ

洋榎「いやー、相方見つかって良かったわ―」

洋榎「よっしゃ、今日の昼飯はウチのオススメに連れてったるからな!」

洋榎「そん代わりに飲み物奢るんはなしやけどな」

胡桃「何それ」フフッ



31 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 20:05:51.84 ID:v6J3y/6L0

アナウンス「まもなくBブロック準決勝先鋒戦が開始されます」

洋榎「おっと、もうこんな時間か。そろそろ席に着かな」

胡桃「そうだね」




アナウンス「準決勝次鋒戦もいよいよ大詰めとなってまいりました!」

洋榎「んー、相変わらず清澄も永水もやるなぁ」

胡桃「……」

洋榎「まぁ次戦うことがあったら負けへんけどな!」

胡桃「……」モゾモゾ

洋榎「? さっきからえらいだんまりやな、どうかした?」

胡桃(おしっこ行きたい……!!)



33 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 20:16:25.45 ID:v6J3y/6L0

胡桃(奥側に座ったのは失敗だったかなぁ)

胡桃(でもなんかこの次鋒戦はすぐに終わりそうだし、なんとか我慢できるかも……)

洋榎「!? なんやえらい顔色悪いやん!」

洋榎「具合悪いんか? どっか痛いとか」オロオロ

胡桃「なんでもないよ……」モゾモゾ

洋榎「なんでもないわけないやん! めっちゃ汗かいとるで」

胡桃「平気だから声落としてよ、恥ずかしい……」モゾモゾ

洋榎「そんなん言うてる場合ちゃうやろ!?」

洋榎「こうなったら……」ヒョイ

胡桃「なっ、きゅ、急に抱きあげるとかありえないよ!」ジタバタ

洋榎「苦情ならあとで聞いたるからまずは医務室に行くで!」

胡桃「ちょ、だったらひとりで行けるからおろして!」

胡桃(振動でヤバい……!)



35 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 20:24:17.69 ID:v6J3y/6L0

――女子トイレ――

洋榎「なんやただトイレ我慢しとっただけなんか、安心したで」

胡桃「……」ジャブジャブ

洋榎「無理に我慢せんとさっさと行けば良かっ」

胡桃「うるさい、そこ!!」

洋榎「す、スイマセン……」

胡桃「全くあんたの所の大将を慰めるのにおいて行かれた理由がよくわかったよ……」

胡桃「お節介焼き過ぎ」

洋榎「あー、昔から絹の面倒見とったからつい」

胡桃「……」

洋榎「ゴメンナサイ」

胡桃「……ハァ。心配してくれるのはいいけど、いきなりお、お姫様だっことか馬鹿じゃないの?」

洋榎「軽くて柔らかくて役得やったで!」

胡桃「……」

洋榎「申し訳ないです……」



37 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 20:31:13.82 ID:v6J3y/6L0

アナウンス『次鋒戦終了ーーーー!! 中堅戦はお昼休みを挟んでからとなります』

胡桃「……」

洋榎「……うぅ」

胡桃「ご飯」

洋榎「へ?」

胡桃「おいしいご飯を奢ってくれるんでしょ?」

胡桃「恥ずかしかったけど心配してくれたのは……一応感謝してるし、それで許してあげる」

洋榎「!! よっしゃ任せとき!」

洋榎「その普段生意気しか言えん口を唸らせるほどのもんを食わせたるからな!」

胡桃「一言多い!」

洋榎「ご、ごめん」

胡桃「じゃあさっそく行こうか」グイグイ

洋榎「ちょ、急に引っ張らんといて」



47 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 21:16:11.53 ID:v6J3y/6L0

――洒落たお店――

イラッシャイマセー コチラノオセキヘドウゾー

胡桃(正直それほど期待してなかったけどこれは……)

胡桃「すごい……」

洋榎「せやろー、さすがやろー」

胡桃「……でもあなたには似合わないね」

洋榎「なんやて! ってまぁその通りなんやけどな」

洋榎「ウチがこの店知ったんは絹が教えてくれたからやし」

胡桃「よくできた妹さんだね」

洋榎「おっぱいでかくてかわいくて、その上中学ではキーパーやっとった自慢の妹やからな!」

胡桃「最後のはよくわかんないけど、すごいんだ」

洋榎「せやで! って絹に対してはやたらと評価が甘くない!?」

胡桃「気のせいじゃない?」



49 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 21:21:49.47 ID:v6J3y/6L0

洋榎「なんでや……やっぱりおっぱいの差なんか……」ブツブツ

胡桃(なんかまた落ち込んでる)

洋榎「やっぱりあんたもおっぱいでかい方がええんか!?」

胡桃「うるさいそこ!」

洋榎「す、すいません」

洋榎「でも重要なことなんやで?」

胡桃「そんなことより早く注文!」

洋榎「あ、この店長お奨めの海鮮パスタで……」

胡桃「じゃあ私はオムライスにしようかな!」

胡桃「オーダーするよー」

洋榎「はっ、流されてしもた……」



51 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 21:30:19.54 ID:v6J3y/6L0

胡桃「おいしい……」

洋榎「ふふん」

胡桃「なんであなたが自慢げな顔してるの」

洋榎「だって人間飯食うてるときが一番本性が現れるやん?」

洋榎「あんたにはキツイことばっかり言われるけど、そうやって食ってる姿はかわいらしい思うてな」

胡桃「な!? 馬鹿みたい……」

洋榎「いつもの威勢がないなぁ」

洋榎「まぁ気に入ってもらえたんならここに連れてきて正解やったわ」

胡桃「……」

洋榎「口にソースつけたまま睨んでも怖ないで」

胡桃「嘘っ!?」ゴシゴシ

洋榎「嘘や」キリッ

胡桃「……」

洋榎「ゴメンナサイ」



53 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 21:40:04.77 ID:v6J3y/6L0

胡桃「話は変わるけど」

洋榎「ん、なんや?」

胡桃「あなたなんでまだ東京にいるの?」

洋榎「イヤイヤ、冗談キツイで。個人戦に出るために決まっとるやん」

洋榎「団体では敗退したけど、このまま引き下がるん訳にはいかへん」

洋榎「大阪の意地を全国に見せてやらな!」

胡桃「そう、頑張ってね」

洋榎「なんや、えらい素直やな」

胡桃「私は個人戦出ないし、応援のために残っているだけだから」

洋榎「せやったんか。あんたとはまた打ちたい思てたんやけどな」

胡桃「残念だったね」

洋榎「ほんまにな……」

胡桃「?」



54 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 21:48:14.91 ID:v6J3y/6L0

胡桃(また元気なくなった……?)モグモグ

洋榎「あ」

胡桃「?」モグモグ

洋榎「あんた口の周りにソースついてるで」

胡桃「同じ手は二度と食わないよ」モグモグ

洋榎「ホンマやって。身体と同じで口も小さいんやから気ぃつけんと」

胡桃「む……うるさいよ。それよりそっちも早く食べたら?」モグモグ

洋榎「いや、目の前にソースべたべた人間がおったら気になるやん」

胡桃(もしかして本当についてるのかな……)

洋榎「そや! ウチが拭いたるわ!」

胡桃「い、いやいいよ! 自分で拭けるから!」

洋榎「遠慮しなさんなって、ほらほら」グイグイ

胡桃「ちょっ、そんなに暴れたら……」

ガシャーン

洋榎・胡桃「あ」



55 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 21:59:52.54 ID:v6J3y/6L0

洋榎「ホンマに申し訳ない」

胡桃「いいよ別に……ちょっと靴が汚れただけだし」

洋榎「せやけどウチのせいであんたの料理落としてしもたし……」

胡桃「私は半分以上食べてたから平気だよ。店員さんも優しく対応してくれたし」

胡桃「それよりあなたこそあんまり食べずにお店出ることになっちゃったけど大丈夫なの?」

洋榎「ウチの事は問題あらへん……」ショボン

胡桃(そんなこと言ったってそんなに沈んだ顔されたら気持ち悪い……)

胡桃(いや、気まずい? まぁどちらにせよ、この人のこんな顔は見たくない……)

胡桃「……」

洋榎「……」

胡桃(なにも思いつかない……!!)



57 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 22:10:00.03 ID:v6J3y/6L0

胡桃「……今日私の事誘ってくれてありがとうね」

洋榎「!?」

胡桃「正直団体戦終わって手持無沙汰になってたからさ、楽しかったよ」

洋榎「……」

胡桃「なんだかんだで気を遣ってくれてたし、ご飯もおいしかったしね」

洋榎「ウチが台無しにしてもうたけどな……」

洋榎「そんなん切りだす言うことはもう今日は帰るっちゅうことか……」

胡桃「違う!」

洋榎「へ?」

胡桃「あなたは名門姫松の部長で、その上妹がいるせいかちょっと責任感が強すぎるんじゃない」

胡桃「注意されたら素直に認めるのはいいけど、気負い過ぎるのは正直気持ち悪い」

洋榎「な!? そういう言い方は」

胡桃「うるさいそこ! 私といるときはただの愛宕洋榎として気負わずに過ごしてほしいって言ってるの!」

洋榎「……は?」



61 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 22:18:11.25 ID:v6J3y/6L0

胡桃(な、何言っているんだろう私……)

胡桃(こういうのキャラじゃないんだけど……!)

洋榎「……ぷっ」

胡桃「!?」

洋榎「ぷくくく、はっははは!」

胡桃「な、何もそこまで大笑いしなくても」

洋榎「いや、スマンスマン」

洋榎「あんたの気持ちよぅ伝わってきたわ、ありがとな」

洋榎「あんだけ顔真っ赤にして頼まれたら、ウチもそれに応えなあかんもんなぁ」

胡桃「あ、赤くなんてなってない! 全くあんたは本当に反省してるの?」

洋榎「洋榎や」

胡桃「え?」

洋榎「あんたの言った通り、あんたの前ではただの愛宕洋榎として過ごす」

洋榎「だから、あんたには洋榎って呼んでほしいんや」

胡桃「!!」



63 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 22:24:37.72 ID:v6J3y/6L0

洋榎「ダメかいな?」

胡桃「……私の事も胡桃って呼んでくれたら、洋榎って呼んでもいいよ」

洋榎「あぁこれからもよろしく頼むで! 胡桃」

胡桃「こちらこそ、洋榎」

胡桃(な、名前呼び……)ドキドキ

洋榎「よっしゃなんかテンションあがって来たで!」

洋榎「いい時間やし、そろそろ久達の応援に戻ろか!」グイグイ

胡桃「だから急に引っ張らないでってば!」

胡桃(まぁこういうのも悪くないかも……んん!?)

胡桃「ごめんこれからどこに行くんだったっけ?」

洋榎「何言うとんの。久達の応援いうたやん」

胡桃(久ぁぁぁああああ!?)



66 名前: VIPがお送りします 投稿日: 2012/06/23(土) 22:33:30.42 ID:v6J3y/6L0

――準決勝会場・応援席――

洋榎(な、なんやさっきから胡桃が妙なオーラをまとっとるように見えるで……)

洋榎(仲良うなれた思ったんやけど、ウチの勘違いやったんやろか……)

胡桃「あー、結構席埋まってるねぇ。清澄人気かなぁ」

洋榎「ど、どやろ」

胡桃「あ、でもちょうどいい席が空いてる。あの壁際最上段の席!」

洋榎「え? あそこ一人分しか空いてへんで?」

胡桃「そういうのいいからさっさと座る!」

洋榎「ハ、ハイ」

胡桃「そしてこのまま充電スタイル!」

洋榎「なるほど、これで問題なしやな……って、ウチの膝の上に座るんかい!」

胡桃「うるさいそこ! もう試合始まるんだから!」

洋榎「す、スイマセン」

胡桃「~~♪」

洋榎(ま、機嫌良くなったみたいやし、これはこれでええか)





http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340441479/
[ 2012/10/10 ] SS | TB(0) | CM(0)
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